#35「惑わす天使」
(脚本:井上 敏樹/監督:石田 秀範)
| 台本 | キャラクター | 俳優・声優/スーツアクター |
|---|---|---|
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ヒビキ/仮面ライダー響鬼 | 細川 茂樹/伊藤 慎 |
| 安達 明日夢 | 栩原 楽人 | |
| イブキ/仮面ライダー威吹鬼 | 渋江 譲二/押川 善文 | |
| トドロキ/仮面ライダー轟鬼 | 川口 真五/渡邊 淳 | |
| ザンキ | 松田 賢二 | |
| 持田 ひとみ | 森 絵梨佳 | |
| 天美 あきら | 秋山 奈々 | |
| 立花 香須実 | 蒲生 麻由 | |
| 立花 日菜佳 | 神戸 みゆき | |
| 立花 勢知郎 | 下條 アトム | |
| 滝澤 みどり | 梅宮 万紗子 | |
| 桐矢 京介 | 中村 優一 | |
| スーパー童子 | 村田 充 | |
| スーパー姫 | 芦名 星 | |
| ナレーション | 中田 浩二/中井 和哉 |
台本と放送を比較しました(台詞やト書きの細かい違いは省略)。
- シーン 1. 前話からの続き
- 台本
-
間一髪、割って入ったアームド響鬼がアームドセイバーでセミ魔化魍を攻撃する。
消滅するセミ魔化魍。
ホッと胸をなで下ろすような感じのあきら。
物陰からその様子を見つめている京介。
-
間一髪、割って入ったアームド響鬼がアームドセイバーでセミ魔化魍を攻撃する。
- 放送
-
間一髪、割って入ったアームド響鬼がアームドセイバーでセミ魔化魍を攻撃する。
響鬼「鬼神覚声」
消滅するセミ魔化魍。
カット
-
間一髪、割って入ったアームド響鬼がアームドセイバーでセミ魔化魍を攻撃する。
- 台本
- シーン 2. 土手・夕方
- 台本
-
ヒビキ「まさかとは思ってたけど、本当に本当だったとはな……日菜佳ちゃんの事が気になって武器の手入れを忘れるなんて……あ〜あ」
-
ヒビキ「頭を切り換えるんだよ、頭を。
鬼の仕事に私生活を持ち込んでどうするんだ」
イブキ「そうですよ。 トドロキさん、ちょっと甘いんじゃないかな? ぼくたちの働きには人の命が掛かってるんですよ」
トドロキ「そ、それは分かってるんすけど……どうもうまく行かなくて……忘れようとすればするほど、日菜佳さんの事が気になってしまうんす」
-
ヒビキ「まさかとは思ってたけど、本当に本当だったとはな……日菜佳ちゃんの事が気になって武器の手入れを忘れるなんて……あ〜あ」
- 放送
-
ヒビキ「まさかとは思ってたけど、本当に本当だったとはな……日菜佳の事が気になって武器の手入れを忘れたなんて……」
-
ヒビキ「頭を切り換えるんだよ、トドロキ。
鬼の仕事に私生活を持ち込んでどうするんだよ」
イブキ「そうですよ。 トドロキさん、ちょっと甘いんじゃないですか? ぼくたちの働きには人の命が掛かってるんですよ」
トドロキ「そ、それは分かってるんすけど……なかなかうまく行かなくて……忘れようとすればするほど、日菜佳さんの事が気になってしまうんすよ」
-
ヒビキ「まさかとは思ってたけど、本当に本当だったとはな……日菜佳の事が気になって武器の手入れを忘れたなんて……」
- 台本
- シーン 3. トドロキの回想・前話より
- 台本
-
日菜佳「もしかして私たち……早くも倦怠期なんですかね〜。
正直、イブキさんみたいな人がいいかなって思う時もあるし……」
トドロキ「(ガッとイブキの手を握りしめて)イブキさん、お願いします! 日菜佳さんを幸せにしてあげて下さいっす! そうすれば、おれも諦めが付くっす!」
ヒビキ「お、おい……」
イブキ「な、なにを言ってるんですか……?」
トドロキ「ああ、やっぱりダメっす。今のはウソっす。日菜佳さんを他の人に取られるなんて……死んだ方がましっす」
と、頭を抱える。
-
日菜佳「もしかして私たち……早くも倦怠期なんですかね〜。
正直、イブキさんみたいな人がいいかなって思う時もあるし……」
- 放送
-
日菜佳「もしかして私たち……早くも倦怠期なのかな〜。
イブキさんみたいな人がいいかなって思う時もあるし……」
トドロキ「(ガッとイブキの手を握りしめて)イブキさん、お願いします! 日菜佳さんを幸せにして下さい! そうすれば、おれも諦めが付くっす! かーっ、やっぱダメだ! 」
カット
-
日菜佳「もしかして私たち……早くも倦怠期なのかな〜。
イブキさんみたいな人がいいかなって思う時もあるし……」
- 台本
- シーン 5. 明日夢の回想・前話より
- 台本
-
遠くを見つめる明日夢の横に現れる京介。
京介「よう、こんな所にいたのか。捜してたんだ」
明日夢「え?なにかな?」
京介「ほら、同じクラスの……天美 あきら。 あんま学校来ないけどさ、昨日見たんだ。 ヒビキさんたちと一緒に戦っているのを」
明日夢「うん。イブキさんの弟子だから、天美さん」
京介「へえ〜、弟子か。 君はヒビキさんの弟子……と言うわけではなさそうだな」
明日夢「うん、違うけど……それより、ぼくも聞きたい事があるって言うか……」
-
遠くを見つめる明日夢の横に現れる京介。
- 放送
-
遠くを見つめる明日夢の背後に現れる京介。
京介「よう」
カット
京介「同じクラスの……天美 あきら。 あんま学校来ないけどさ、昨日見たんだ。 ヒビキさんたちと一緒に戦っているのを」
明日夢「うん。イブキさんの弟子だからさ、天美さん」
京介「へえ〜。 君はヒビキさんの弟子……と言うわけではなさそうだね」
明日夢「まあ、違うけど……おれも聞きたい事があるんだけどさ……」
-
遠くを見つめる明日夢の背後に現れる京介。
- 台本
- シーン 6. 『たちばな』内
- 台本
-
ヒビキ「日菜佳、どうなってるんだよ……もうトドロキの奴、ボロボロだぜ。
ま、あいつが馬鹿なだけなんだけどさ」
日菜佳「そんな事ないですよ。 トドロキさんはいい人ですよ。 優しいし可愛いし……」
ヒビキ「じゃあ、もっと優しくしてやってくれない? 頼むからさ」
日菜佳「そんな単純な事じゃないんです!」
ヒビキ「だったら別れるか。ん、それだ。いっそその方がすっきりする」
日菜佳「だからそういう問題じゃないんです! もう、ほんと無神経なんだから……」
-
ヒビキ「日菜佳、どうなってるんだよ……もうトドロキの奴、ボロボロだぜ。
ま、あいつが馬鹿なだけなんだけどさ」
- 放送
-
ヒビキ「どうなってんだよ……トドロキの奴さ、ボロボロだぜ、っとに。
ま、あいつがダメなんだけどさ」
日菜佳「そんな事ないんですよ。 トドロキくん(以下同)はいい人です。 優しいし可愛いし……」
ヒビキ「あのさ、あのもう少し優しくしてやってくんないかな? 俺からも頼むよ」
日菜佳「そんな単純な事じゃないんです!」
ヒビキ「単純な事じゃないって?」
日菜佳「だからそういう問題じゃないんです!」
ヒビキ「あ?」
日菜佳「無神経なんだから……」
-
ヒビキ「どうなってんだよ……トドロキの奴さ、ボロボロだぜ、っとに。
ま、あいつがダメなんだけどさ」
- 台本
- シーン 8. 同内・キッチン
- 台本
-
ヒビキ「はい、いっちょ上がり」
エプロン姿のヒビキが再びオムライスを作って明日夢に差し出す。
明日夢「また、オムライス……ですか?」
ヒビキ「ああ。だって少年、昨日うまそうに食べてたからさ。嬉しいだろ?」
明日夢「あ……はい」
-
ヒビキ「それでどうよ、おじいちゃんの具合は?」
明日夢「ええ。随分いいみたいで……母さんももうすぐ帰って来るって」
ヒビキ「そりゃ、良かったな。 あれ?少年……全然食べてないじゃん」
明日夢「すいません……なんか、あんまり食欲がなくって……」
ヒビキ「少年さ、やっぱり昨日からちょっと元気がないんじゃない? なんかあったんなら言ってみろよ。 相談に乗るからさ」
明日夢「……はい」
-
ヒビキ「はい、いっちょ上がり」
- 放送
-
ヒビキ「ほら、できたよ」
普段着のヒビキが再びシチュー(以下同)を作って明日夢に差し出さない。
明日夢「また、シチュー……ですか?」
ヒビキ「え?」
カット
-
ヒビキ「な、あの、おじいちゃんの具合どう?」
明日夢「ああ、もう随分いいみたいで……お母さんももうすぐ帰って来るらしいです」
ヒビキ「ああ、そう。良かったな。 なんだ?少年……全然食べてないじゃん」
明日夢「すいません……なんか食欲なくて……」
ヒビキ「なんかさ、昨日から全然元気ないからさ。 なんか言いたいことあったら言えよ。 おれはいつでも相談に乗るからさ」
明日夢「……はい」
ヒビキ「うん」
-
ヒビキ「ほら、できたよ」
- 台本
- シーン 9. 明日夢の部屋
- 台本
-
体を並べて寝ている明日夢とヒビキ。
ヒビキ「じゃあ、なにか?モッチーが違う男を好きになったと言うわけか?」
明日夢「はっきりとは……分からないんですけど……なんか、そんなような……」
ヒビキ「う〜ん……それは確かにショックだよな」
明日夢「もちろん持田が誰を好きになろうと持田の自由なわけで……でも、なんか素直に認められない自分がいるって言うか……」
ヒビキ「でもほら、少年には他にもやるべき事がいっぱいあるわけだろ? 女の子を好きになるのもいいけどさ……クラブ活動とか勉強とか……とにかく青春真っ盛りなわけだし」
明日夢「理屈では分かるんですけど……理屈通りに行かなくって……」
ヒビキ「なあ、少年……もしかしておれって無神経かな?」
明日夢「え?そんな事ないと思いますけど……ただ……」
ヒビキ「ただ、なんだよ?」
明日夢「青春真っ盛りって言葉がちょっと古いって言うか……」
ヒビキ「え?そうなの?」
-
体を並べて寝ている明日夢とヒビキ。
- 放送
-
体を並べて起きている明日夢とヒビキ。
ヒビキ「なるほどね。モッチーが違う男を好きになったってわけか?」
明日夢「はっきりとは……分かんないんですけど……なんか、そんなような……」
ヒビキ「それは確かにショックだわな」
明日夢「いや、もちろん持田が誰を好きになろうがそれは持田の自由なんですけど……なんか素直に認められない自分がいるって言うか……」
ヒビキ「うん。まあ女の子を好きになるっていうのもいいけどさ……少年にはいっぱいやる事があるじゃないか? クラブ活動とか勉強とか……青春真っ盛りなわけだし」
明日夢「理屈では分かってるんですけど……理屈通りに行かないって言うか……」
ヒビキ「なあ、おれって無神経かな?」
明日夢「いや、そんな事ないと思いますけど……ただ……」
ヒビキ「ん?ただ?」
明日夢「青春真っ盛りってちょっと古いかなと……」
ヒビキ「青春独り占めってのはどう?」
明日夢「分かんないっすね」
-
体を並べて起きている明日夢とヒビキ。
- 台本
- シーン 10. 路上・翌日
- 台本
-
トドロキ「すいませんっす……ザンキさんにこんな事相談するのもあれかなって思ったんすけど……」
ザンキ「いや……こう見えてもおれは何人もの女性を愛して来た男だ……文字通り、鬼のようにな」
トドロキ「ほ、本当っすか?」
ザンキ「ああ。おれに任せろ。 日菜佳ちゃんとの事、このおれがなんとかしてやる」
トドロキ「お、お願いします!師匠! 助かります!ありがたいっす!感激っす!」
と、思わずザンキの手を握りしめる。
ザンキ「わ、分かった……分かったから手を離せ……な」
-
トドロキ「すいませんっす……ザンキさんにこんな事相談するのもあれかなって思ったんすけど……」
- 放送
-
トドロキ「すいません……ザンキさんにこんな事相談するのもあれかなって思ったんすけど……あれからおれ、一睡もできなくて」
ザンキ「いやいや……こう見えてもおれは数々の女性を愛して来た男だ……文字通り、鬼のようにな。ふふ」
トドロキ「え、本当っすか?」
ザンキ「よし。おれに任せろ。 日菜佳ちゃんとの事、このおれがなんとかしてやる」
トドロキ「お願いします!師匠! 助けて下さい!おれもうどうにかなっちまいそうで……」
と、思わずザンキの手を握りしめる。
ザンキ「分かった」
トドロキ「師匠」
ザンキ「分かったから手を離せ」
トドロキ「どうすればいいすか?」
ザンキ「痛い痛い」
トドロキ「どうすればいいすか?」
ザンキ「痛い痛い」
-
トドロキ「すいません……ザンキさんにこんな事相談するのもあれかなって思ったんすけど……あれからおれ、一睡もできなくて」
- 台本
- シーン 11. 街・駅の傍・道路
- 台本
-
赤信号で停まるイブキのバイク。
少し離れた所に香須実の車がやって来て停まる。
車外に現れる香須実。
イブキ「(ヘルメットを取って)香須実さん?」
続いて助手席から現れるスーツ姿の男の姿。
男のネクタイを優しく直してやる香須実の様子。
男の顔ははっきりとは見えない。
男が歩み去り、香須実は再び車に乗り姿を消す。
イブキ「か……香須実さん……」
イブキの手から地面に落ちるヘルメット。
-
赤信号で停まるイブキのバイク。
- 放送
-
赤信号で停まるイブキのバイク。
カット
駅前にいる香須実と男。
イブキ「(ヘルメットを取らず)香須実さん?」
カット
男の顔ははっきりとは見えない。
男が歩み去る。
カット
-
赤信号で停まるイブキのバイク。
- 台本
- シーン 12. 『たちばな』・店内
- 台本
-
ひとけのない店内で日菜佳が店の掃除をしている所である。
趣味の悪いヤクザ風のスーツでそこにやって来るトドロキ。
日菜佳「ト、トドロキさん……どうかしたんですか、その格好……」
良く見るとトドロキの耳にはイヤホンが装着されている。
-
車の中から無線機で指示を送るザンキ。
-
トドロキ「ひ、日菜佳さん」
イヤホンから聞こえて来るザンキの声。
ザンキの声「どうした、早く言え」
トドロキ「あ、はい。お、おれは……今地獄にいる……愛という名の地獄に」
ポカンと口を開けている日菜佳。
ザンキ「だが、君は地獄に舞い降りた天使……君だけがおれを救い出す事が出来る」
トドロキ「だが、君は地獄に舞い降りた電池……」
ザンキ「電池ってなんだ!電池って!天使だ!」
トドロキ「君だけがおれを救い出す事が出来る」
ザンキ「よし!今だ!抱きしめろ!」
トドロキ「ひ、日菜佳さん!」
と、日菜佳ににじり寄るトドロキ。
日菜佳「ぎえ〜、ぐわー、ひえーー!」
バケツの水をトドロキにぶっかけ、逃走する日菜佳。
ザンキ「……すまん……」
-
ひとけのない店内で日菜佳が店の掃除をしている所である。
- 放送
-
ひとけのない店内で日菜佳が店の奥から出て来る。
日菜佳「いらっしゃいませ」
趣味の悪いヤクザ風のスーツでそこにやって来るトドロキ。
トドロキ「ひ、日菜佳さん」
日菜佳「ト、トドロキくん……どうかしたんですか……」
トドロキ「ひ、日菜佳さん日菜佳さん」
良く見るとトドロキの耳にはイヤホンが装着されている。
トドロキ「日菜佳さん、ご機嫌いかがですか」
-
店の外から無線機で指示を送るザンキ。
-
トドロキ「え?なんすか?」
イヤホンから聞こえて来るザンキの声。
ザンキの声「おれは今……地獄に」
トドロキ「おれは今……地獄にいる……愛という名の地獄に」
カット
ザンキ「よし!今だ!抱きしめろ!」
カット
バケツの水をトドロキにぶっかけ、逃走する日菜佳。
ザンキ「……」
-
ひとけのない店内で日菜佳が店の奥から出て来る。
- 台本
- シーン 13. 街・ひとけのない場所
- 台本
-
舞台は街・ひとけのない場所
-
歩くサラリーマン風の男。
と、その頭上でなにかが羽ばたくような音が聞こえて来る。
-
少し離れた所で飛び跳ねている DA たち。
バイクでやって来た響鬼がセミ魔化魍に襲いかかる。
その隙に逃走するサラリーマン風の男。
響鬼「(戦いながら)昨日の奴の成長体……まだ死んでなかったって事か……」
セミ魔化魍の攻撃に吹っ飛ばされる響鬼。
-
舞台は街・ひとけのない場所
- 放送
-
舞台は港
-
船の停泊作業をしている男。
と、その頭上でセミの鳴き声が聞こえて来る。
-
カット
走ってやって来た響鬼がセミ魔化魍に襲いかかる。
響鬼「おーい」
カット
-
舞台は港
- 台本
- シーン 15. 『たちばな』・一角
- 台本
-
香須実「あ、トドロキ君?さっきヒビキさんから連絡があって……当たりがあったからって……一応イブキさんと一緒に応援に行って下さい」
-
響鬼「威吹鬼!」
トランペットを取り出し、セミ魔化魍に向け吹き始める威吹鬼。
だが、プハッと変な音が出るだけである。
響鬼「お、おい!なにやってんだ!おい!」
威吹鬼「す、すみません」
威吹鬼を攻撃するスーパー童子。
が、威吹鬼が素早くかわし、誤ってスーパー姫にその攻撃が命中する。
スーパー姫「貴様……邪魔をするなと言っただろ!」
と、スーパー童子を吹っ飛ばすスーパー姫。
その隙に逃走する響鬼たち。
スーパー童子の顔をぎりぎりと踏み付けにするスーパー姫。
スーパー童子「お、お前……変わった……」
-
一方、羽を震わせながら二体に増殖していくセミ魔化魍。
-
香須実「あ、トドロキ君?さっきヒビキさんから連絡があって……当たりがあったからって……一応イブキさんと一緒に応援に行って下さい」
- 放送
-
香須実「トドロキ君しっかりして!今ねヒビキさんから連絡があって……当たりが出たみたいだからイブキくんと一緒に応援に行ってほしいんだけど、大丈夫?」
トドロキ「はい」
-
響鬼「よし、威吹鬼!」
威吹鬼「あ、はい」
トランペットを取り出し、セミ魔化魍に向け吹き始める威吹鬼。
だが、プハッと変な音が出るだけである。
響鬼「え〜!」
威吹鬼「あ、あれ?」
威吹鬼を攻撃するスーパー姫。
が、威吹鬼が海に落ち、誤ってスーパー姫にスーパー童子の攻撃が命中する。
スーパー姫「貴様……邪魔をするなと言っただろ!」
カット
スーパー童子の腰をぎりぎりと踏み付けにするスーパー姫。
スーパー童子「お前……なんか変わったぞ……」
-
一方、羽を震わせながら三体に増殖していくセミ魔化魍。
-
香須実「トドロキ君しっかりして!今ねヒビキさんから連絡があって……当たりが出たみたいだからイブキくんと一緒に応援に行ってほしいんだけど、大丈夫?」
- 台本
- シーン 16. 土手
- 台本
-
ヒビキ「なんだって?香須実が?」
-
ヒビキ「お前もか……なんてこった……」
トドロキ「分かるっすよ、イブキさんの気持ち……ほんと、分かるっす!」
イブキ「ト、トドロキさん!」
トドロキ「イブキさん!」
抱き合うふたり。
ヒビキ「……」
-
ヒビキ「なんだって?香須実が?」
- 放送
-
ヒビキ「香須実が?」
-
ヒビキ「お前もどうなってんだよ……」
トドロキ「イブキさん、その気持ち分かるっす、すごくよく分かるっすよ!」
イブキ「トドロキさん!」
トドロキ「イブキさん!」
抱き合うふたり。
イブキ「トドロキさん!」
-
ヒビキ「香須実が?」
- 台本
- シーン 17. 明日夢の学校・校庭
- 台本
-
舞台は校庭
-
サッカーをしていた明日夢が転がるボールを追いかけて走って行く。
-
ひとみ「安達君、待って!」
-
水飲み場で顔を洗う明日夢にやって来たひとみが話し掛けて、
ひとみ「もしかして、誤解してる?」
明日夢「(顔を拭きながら)え?なんの事?」
ひとみ「私、桐矢君とはなんでもないから……ほら、×組の石橋さんに頼まれて……ラブレターって奴渡したり、キューピッドしてたんだけど……うまく行かないみたい……仕方ないけど……」
明日夢「そうなんだ」
ひとみ「そう。だから、誤解しないで」
明日夢「別に誤解なんかしてないけど……」
ひとみ「だったらいいんだけど」
-
舞台は校庭
- 放送
-
舞台は校舎内
-
明日夢が校舎内を歩いて行く。
-
ひとみ「安達君、ちょっと待ってよ、安達君!」
-
廊下の角で立っている明日夢にやって来たひとみが話し掛けて、
ひとみ「もしかして、誤解してる?」
明日夢「なにが?」
ひとみ「私、桐矢君とはなんでもないから……ほら、E 組の石橋さんに頼まれて……ラブレターって奴渡したり、キューピッドみたいなことしてたんだけど……うまく行かなかったみたい……仕方ないんだけどね……」
明日夢「そうなの」
ひとみ「うん。だから、誤解しないで」
明日夢「いや別に誤解なんかしてないけど……」
ひとみ「だったらいいんだけど」
明日夢「はは。あ、ちょっとトイレ。はは」
-
舞台は校舎内
- 台本
- シーン 18. 同内・廊下
- 台本
-
舞台は廊下
-
ひとけのない場所にやって来て、飛び上がって喜ぶ明日夢の様子。
-
舞台は廊下
- 放送
-
舞台はトイレ
-
個室に入る明日夢。
明日夢「よっしゃあ!」
-
舞台はトイレ
- 台本
- シーン 20. 同内・キッチン
- 台本
-
明日夢「出来ました!いっちょ上がり!」
エプロン姿の明日夢がオムライスを作ってヒビキに差し出す。
ヒビキ「おー、すごいじゃないか、少年。 でも確か、料理出来ないって言ってなかった?」
明日夢「はい。でも、本を見てチャレンジしてみたんです」
-
明日夢「あ、それからヒビキさん。
ぼく、誤解してたみたいなんです、持田の事。
他の好きな人が出来たって言うあれ、なんか間違っていたみたいで」
ヒビキ「そうなんだ。良かったな」
明日夢「はい。(オムライスを食べて)すっげえうまい!」
その満面の明日夢の笑顔。
ヒビキ「……」
-
みどり「(前略)……全部ひっくるめてひとつの人生だと思うし……」
-
ヒビキ「なるほどな……こういう事か」
明日夢「え?なんですか?」
ヒビキ「いや、少年の笑顔がさ、おれに教えてくれたんだよ。 当たり前な事なんだけど、おれが気付いていなかった事をさ」
-
明日夢「出来ました!いっちょ上がり!」
- 放送
-
明日夢「ヒビキさん」
ヒビキ「よ!」
明日夢「出来ました!」
ヒビキ「出来た!よし」
明日夢「はい、いっちょ上がり!」
普段着の明日夢がオムライスを作ってヒビキに差し出す。
ヒビキ「ええっ、またシチュー?」
明日夢「いいじゃないですか。 それにほら、あの、料理の出来る男はモテるって言うじゃないですか」
ヒビキ「本当?」
明日夢「だから、ちょっとぼくも頑張ってみたんです」
-
明日夢「あ、それからヒビキさん」
ヒビキ「ああ、ありがとう」
明日夢「なんかぼく、持田の事勘違いしてたみたいです。 他に好きな男が出来たって言うのはあれは、あれは、なんか間違いだったみたいなんですよ」
ヒビキ「はははは。間違いだったか」
明日夢「はい」
ヒビキ「良かったな」
明日夢「良かったです」
ヒビキ「じゃ食べよう」
明日夢「いただきます」
ヒビキ「いただきます」
明日夢「(シチューを食べて)うん、うまいですよ!」
その満面の明日夢の笑顔。
ヒビキ「ははは、自画自賛かよ。おいしいな」
-
みどり「(前略)……全部ひっくるめてひとつの人生なんだし……」
-
ヒビキ「なるほど……そういう事か。みどりってすげえな」
明日夢「みどりさんがどうかしたんですか?」
ヒビキ「ん?うん、少年が教えてくれたんだよ。 まあ当たり前な事なんだけど、おれが気付かなかった事をさ」
-
明日夢「ヒビキさん」
- 台本
- シーン 21. 『たちばな』店内・翌日
- 台本
-
日菜佳「あー、どうしよう、どうしよう……」
テーブルで落ち込む日菜佳がいる。
香須実「どうした?なに落ち込んでるのよ」
日菜佳「トドロキさんから電話が掛かって来なくなっちゃったんですぅ……今までは日に 10 回は掛かって来たのにぃ……もしかして嫌われちゃったのかもしれない……」
香須実「そんなに気になるなら自分の方から謝っちゃえばいいのに……」
-
日菜佳「あー、どうしよう、どうしよう……」
- 放送
-
日菜佳「どうしよう、ねえ、どうしよう……」
店の入口で落ち込む日菜佳がいる。
香須実「なにが?」
日菜佳「トドロキくんから電話が掛かって来なくなっちゃったんですぅ……最近は 1 日に 10 回は掛かって来ていたのにぃ……もしかして嫌われたんですかねえ……」
香須実「ああもう。お姉様のね、経験から言わせて頂きますとですね、いいですか? そんなに気になるんだったら自分から電話してみたらいいじゃない。 ね?ほら。うん。——なんでよ」
-
日菜佳「どうしよう、ねえ、どうしよう……」
- 台本
- シーン 22. カフェテラス
- 台本
-
差し向かいで話しをしているヒビキとトドロキ。
トドロキ「急にどうしたんすか、ヒビキさん?」
ヒビキ「だからちゃんと相談に乗ってやるから。 詳しく話してみろよ……日菜佳となにがあったのか」
トドロキ「なにって……一緒にレストランに行って、おれがいろいろドジ踏んで……最後にカツオをプレゼントしたんすけど」
ヒビキ「ちょっと待て。 誕生日プレゼントになんだってカツオなんだ?」
トドロキ「だって、日菜佳さんが言ったんすよ……光り物がいいなって……」
ヒビキ「あのな! 女の子が光り物って言えば、指輪とかネックレスとか、そういうもんに決まってるだろ! カツオを渡す馬鹿がどこにいる!」
トドロキ「そ、そうなんすか?初めて知ったっす」
ヒビキ「それにな、無理してレストランなんかに行く必要なんかないんだよ。 お前はお前らしい事すればいいんだから……よし、もう一度誕生日をやれ。 おれも協力するからさ」
-
差し向かいで話しをしているヒビキとトドロキ。
- 放送
-
隣合わせで話しをしているヒビキとトドロキ。
トドロキ「どうしたんすか、急に?」
ヒビキ「いやちゃんと相談に乗るからさ。 詳しく話してみろよ……日菜佳とのこと」
トドロキ「一緒にレストランに行って、おれがいろいろドジ踏んで……最後にカツオをプレゼントしたんすけど」
ヒビキ「ちょっと待って下さいよ、トドロキさん。 誕生日プレゼントになんでカツオなんですか?」
トドロキ「いや、だって、日菜佳さんが言ったんすよ……光り物がいいって……」
ヒビキ「あのね! 女の子が言う光り物っていうのは、指輪とかネックレスとか時計とか、そういうもんに決まってるでしょ! カツオを渡す馬鹿がどこにいるんだよ!」
トドロキ「え?そうなんすか?今初めて知ったっすよ」
ヒビキ「無理してレストランなんか行く必要ないんだよ。 お前はお前がやれる事をすればいいんだよ……誕生会もう一度やれよ。 おれも協力するから」
-
隣合わせで話しをしているヒビキとトドロキ。
- 台本
- シーン 23. 『たちばな』・一室
- 台本
-
香須実「頑張ってね。
日菜佳には買い物頼んであるから」
黙々とうどんを打ち続けるトドロキ。
ヒビキ「(イブキに耳打ちして)お前の方はどうなったんだ? 香須実ちゃんとの事……」
イブキ「ええ、僕の誤解だったみたいで……香須実さんのお相手は事務局長だったらしいんです」
-
車から降り、スーツの男のネクタイを直してやる香須実。
-
香須実「お父さんだってたまにはスーツぐらい着るわよ。
同窓会に行くって言うから駅の近くまで送ってってあげたんだけど」
ヒビキ「人騒がせな奴だな、全く……」
イブキ「すいません……僕の方はもう大丈夫ですから」
-
香須実「頑張ってね。
日菜佳には買い物頼んであるから」
- 放送
-
香須実「頑張ってよ、トドロキくん。
日菜佳には買い物頼んどいたからさ」
トドロキ「はい」
黙々とうどんを打ち続けるトドロキ。
ヒビキ「(イブキに耳打ちして)ちょっとお前の方はどうなったんだよ?」
イブキ「ああ、それが僕の誤解だったみたいで……香須実さんのお相手は事務局長だったらしいんです」
-
車から降り、スーツの男のネクタイを直してやらない香須実。
-
香須実「同窓会で熱海に行くって言うから駅まで送っただけですよ」
ヒビキ「もう人騒がせな奴だな、本当……」
イブキ「すいません……僕の方はもう大丈夫なんで」
-
香須実「頑張ってよ、トドロキくん。
日菜佳には買い物頼んどいたからさ」
- 台本
- シーン 24. 『たちばな』店内
- 台本
-
日菜佳「な、なんですか、一体?」
-
ヒビキ「うまい」
イブキ「ほんとに」
日菜佳「……」
香須実「なんとか言いなさいよ、日菜佳」
日菜佳「(感動して)おいしいです……今まで食べたうどんの中で一番おいしい」
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日菜佳「な、なんですか、一体?」
- 放送
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日菜佳「おお!なんですか、これ?」
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ヒビキ「いただきます。うん、おいしい」
トドロキ「ありがとうございます」
イブキ「ほんとだ、おいしい」
香須実「うん、コシもあるし」
イブキ「すごいですよ、トドロキさん」
トドロキ「ありがとうございます」
日菜佳「……」
香須実「なんか言いなさいよ、日菜佳」
日菜佳「(感動して)おいしいです……今まで食べたうどんの中で一番おいしいです」
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日菜佳「おお!なんですか、これ?」
- 台本
- シーン 25. 道
- 台本
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トドロキ「あの……それからこれ……改めてバースデイプレゼントっす。
どうか受け取って下さい」
と、小さなケースを日菜佳に差し出す。
その時、奥の方から香須実が現れ、
香須実「大変!あきらから電話があって……魔化魍が出たって!」
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トドロキ「あの……それからこれ……改めてバースデイプレゼントっす。
どうか受け取って下さい」
- 放送
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トドロキ「あの……それからこれ……改めてバースデイプレゼントっす。
よかったら受け取って下さい」
と、小さなケースを日菜佳に差し出す。
プレゼントのケースを開けるトドロキ。
中に入っているのは指輪である。
日菜佳「うわあ、ありがとうございます」
香須実「よかったね」
その時、香須実が電話に出て、
香須実「はい、もしもし。え?うん、分かった、伝えます。大変!魔化魍が出たって!」
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トドロキ「あの……それからこれ……改めてバースデイプレゼントっす。
よかったら受け取って下さい」
- 台本
- シーン 26. 街・ひとけのない場所
- 台本
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通行人を必死に庇っているあきらの様子。
そこに到着する三人の鬼たち。
威吹鬼「(あきらに)安全な所に、早く!」
あきら「は、はい!」
通行人を誘導し、姿を消すあきら。
セミ魔化魍の攻撃に吹っ飛ばされる威吹鬼と轟鬼。
さらに二体のセミ魔化魍が現れ、計三体になる。
響鬼「響鬼装甲!」
アームド響鬼に変身する響鬼。
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通行人を必死に庇っているあきらの様子。
- 放送
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セミ魔化魍を追っているあきらの様子。
そこに到着する三人の鬼たち。
あきら「響鬼さん」
響鬼「大丈夫か」
姿を消すあきら。
さらに二体のセミ魔化魍が現れ、計三体になる。
セミ魔化魍の攻撃を受ける威吹鬼と轟鬼。
響鬼「よし、響鬼装甲!」
アームド響鬼に変身する響鬼。
轟鬼「響鬼さん」
響鬼「よろしくな——よし行くぜ」
轟鬼「はい」
威吹鬼「はい」
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セミ魔化魍を追っているあきらの様子。
- 台本
- シーン 27. 『たちばな』店内
- 台本
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トドロキから渡されたプレゼントのケースを開ける日菜佳。
中に入っているのは指輪である。
見つめている香須実。
香須実「随分気を使ったみたいね、トドロキ君」
日菜佳「違うんです、これ……」
香須実「なにが?」
日菜佳「……私が光り物がいいって言ったのはお鮨が食べたいって言う意味だったわけで……(後略)」
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三体のセミ魔化魍を相手に戦っているアームド響鬼と威吹鬼と轟鬼。
アームドセイバーで DA を解き放つアームド響鬼。
DA ハガネタカが猛然とセミ魔化魍たちに襲い掛かる。
アームド響鬼「よし!今だ!行くぞ、威吹鬼、轟鬼!」
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トドロキから渡されたプレゼントのケースを開ける日菜佳。
- 放送
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シーン 25 へ
見つめている日菜佳。
香須実「随分気を使ったみたいだね、トドロキ君」
日菜佳「あのこれ、違うんです」
香須実「え?」
日菜佳「……私が光り物がいいって言ったのはお鮨が食べたかったって言う意味だったわけで……(後略)」
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シーン 26 へ
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シーン 25 へ
- 台本
- シーン 28. 夜道
- 台本
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ひとり歩くあきら。
その後方から誰かの足が追跡する。
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ひとり歩くあきら。
- 放送
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ひとり歩くあきら。
その後方から誰かの足が追跡しない。
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ひとり歩くあきら。
- 台本
