#24「燃える紅」
(脚本:大石 真司/監督:諸田 敏)
| 台本 | キャラクター | 俳優・声優/スーツアクター |
|---|---|---|
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ヒビキ(日高 仁志)/仮面ライダー響鬼 | 細川 茂樹/伊藤 慎 |
| 安達 明日夢 | 栩原 楽人 | |
| イブキ(和泉 伊織)/仮面ライダー威吹鬼 | 渋江 譲二/押川 善文 | |
| トドロキ(戸田山 登巳蔵)/仮面ライダー轟鬼 | 川口 真五/渡邊 淳 | |
| 持田 ひとみ | 森 絵梨佳 | |
| 天美 あきら | 秋山 奈々 | |
| 立花 香須実 | 蒲生 麻由 | |
| 立花 日菜佳 | 神戸 みゆき | |
| 立花 勢知郎 | 下條 アトム | |
| 童子 | 村田 充 | |
| 童子の声 | 芦名 星 | |
| ナレーション | 中田 浩二/中井 和哉 |
台本と放送を比較しました(台詞やト書きの細かい違いは省略)。
- シーン 1. オープニング
- 台本
-
明日夢「(前略)一緒に鍛えているトドロキさんは、ギターの戦士なのに、太鼓を叩くのがすこし疑問のようです。(後略)」
-
明日夢「(前略)一緒に鍛えているトドロキさんは、ギターの戦士なのに、太鼓を叩くのがすこし疑問のようです。(後略)」
- 放送
-
明日夢「(前略)一緒にいるトドロキさんは、太鼓を叩くのが疑問のようです。(後略)」
-
明日夢「(前略)一緒にいるトドロキさんは、太鼓を叩くのが疑問のようです。(後略)」
- 台本
- シーン 2. 山中
- 台本
-
響鬼「(烈雷は)やめとけ。そいつはドロタボウだ!」
-
そこへ轟鬼が飛び出し、背後からドロタボウを切りつけ、烈雷をドロタボウの背に刺して、音撃斬の体勢に入った。
響鬼「よせ、トドロキ!そいつの背中は」
-
そして親より体色がやや薄いドロタボウの子は、身体を伸ばすようにすると、ススッとドロタボウ親とほぼ同じサイズとなり、倒れている轟鬼を睨みつけてきた。
轟鬼「分裂した!?」
響鬼「どおりゃあ」
-
響鬼「(烈雷は)やめとけ。そいつはドロタボウだ!」
- 放送
-
轟鬼「何なんすか、あれ」
響鬼「(烈雷は)よせ、轟鬼。あいつはドロタボウだ!」
轟鬼「でも」
-
そこへ轟鬼が飛び出し、背後からドロタボウを切りつけ、
響鬼「よせ!」
烈雷をドロタボウの背に刺して、音撃斬の体勢に入った。
-
そして親と同色のドロタボウの子は、身体を伸ばすようにすると、ススッとドロタボウ親とほぼ同じサイズとなり、倒れている轟鬼を睨みつけない。
カット
響鬼「はあ」
-
轟鬼「何なんすか、あれ」
- 台本
- シーン 3. 渓谷
- 台本
-
静かな渓谷……と思いきや、そこには DA ワシと DA タカの編隊が飛びかっている。
-
地上にいたゴリラ DA が空を見ると、ドガーンという轟音とともに、大きな爆発が空に広がっている。
渓谷の少し川に入ったところには、今まさに音撃で魔化魍を倒した威吹鬼が、烈風を奏でるポーズのまま、カッコ良く佇んでいる。
烈風をおろし、顔だけ変身を解除する威吹鬼。 そして、川から川原の方へとやってくる。
川原にはデジカメを持っているあきらが待っていた。
あきら「お疲れ様です」
威吹鬼「うん。どう、良く撮れた」
あきら「はい。これで△△(イッタンモメン?)は今年 6 匹目です」
威吹鬼「(頷く)じゃあ撤収してヒビキさんたちに合流しようか」
-
静かな渓谷……と思いきや、そこには DA ワシと DA タカの編隊が飛びかっている。
- 放送
-
静かな渓谷……と思いきや、そこには DA ワシの編隊が飛びかっている。
-
ドガーンという轟音とともに、大きな爆発が空に広がっている。
カット
烈風をおろし、顔だけ変身を解除する威吹鬼。
カット
イブキ「ふう」
あきら「お疲れ様です」
カット
イブキ(変身解除しているので、単純な間違い)「(頷く)さて本部に連絡したらヒビキさんたちに合流しようか」
-
静かな渓谷……と思いきや、そこには DA ワシの編隊が飛びかっている。
- 台本
- シーン 4. 『たちばな』店内〜ベースキャンプ
- 台本
-
先刻の先輩との会話が引っかかっているようで、何となくわだかまりのある表情でレジ近くに立つ明日夢。
入り口近くのテーブルを拭いていた日菜佳は、その事になんとなく気付いてなのか明日夢に声をかけようとする。
-
ヒビキ「よ、少年」
(以下カットバックで)
明日夢「!ヒビキさん?!お疲れ様です」
ヒビキ「少年もお疲れか」
明日夢「え」
ヒビキ「いや、なんとなく声の調子がさ」
明日夢「あ、そうですか(声に出てたかな)」
ヒビキ「明日の応援、頑張れよな」
-
ヒビキ「おー。早耳だね。あともう一歩でヒートアップって感じかな」
明日夢「(へぇ)……あ、じゃ、頑張って下さい。 あの、日菜佳さんにかわります(と、電話を保留にした)」
-
先刻の先輩との会話が引っかかっているようで、何となくわだかまりのある表情でレジ近くに立つ明日夢。
入り口近くのテーブルを拭いていた日菜佳は、その事になんとなく気付いてなのか明日夢に声をかけようとする。
- 放送
-
先刻の先輩との会話が引っかかっているようで、何となくわだかまりのある表情でレジ近くに立つ明日夢。
客「僕?」
明日夢「あ、すいません。あ、えっと、お会計は 620 円になります」
入り口近くの座敷にいた日菜佳は、その事になんとなく気付いてなのか明日夢に声をかけようとする。
明日夢「380 円のお返しになります」
客「どうもごちそうさまでした」
明日夢「ありがとうございました」
日菜佳「ありがとうございました」
客「ごちそうさまでした」
-
ヒビキ「少年」
(以下カットバックで)
明日夢「!ヒビキさん?!お疲れ様です」
ヒビキ「おう、少年もお疲れか」
明日夢「え」
ヒビキ「ん、なんとなく声の調子がさ」
明日夢「あ、そうですか(声に出てたかな)」
ヒビキ「明日のブラバン、頑張れよな」
-
ヒビキ「よく知ってんね。そうね、もうあと一歩でヒートアップって感じかな」
明日夢「(へぇ)……あ、じゃ、頑張って下さい。 じゃ、日菜佳さんにかわります(と、電話を保留にした)」
-
先刻の先輩との会話が引っかかっているようで、何となくわだかまりのある表情でレジ近くに立つ明日夢。
- 台本
- シーン 5. 猛士の間
- 台本
-
日菜佳「すいません、日菜佳です」
(以下カットバックで)
ヒビキ「おう。お疲れ」
日菜佳「いえ、ヒビキさんこそ(そういいながらハンズフリーに切り替える)」
ヒビキの声「いやいや」
おやっさん「私ですけど、どう?」
ヒビキ「あー、ドロタボウでした」
おやっさん「んー、で分裂は?ていうかヒビキの方は?」
ヒビキ「すいません、分裂はもう始まっちゃってるんですけど、オレの方はまだ間に合ってなくて。 これから一気に巻き返していきますんで」
-
ヒビキ「あー、こっちに向かうって?(悪いことしたな)」
おやっさん「言ってました」
-
ヒビキ「ああ、トドロキね(トドロキをチラッと見て)。
……今ね、落ち込んでます」
-
ヒビキ「まあ、仕方ないんだけどさ。
自分の得意ジャンル以外の敵と闘ったの初めてな訳だから」
日菜佳「はあ……」
ヒビキ「ま、太鼓の練習は途中までになっちゃったんだけど、実際これから実戦ってことになるからね」
日菜佳「ハイ……」
ヒビキ「それはそれでヤツなりに何か掴むもんがあると思うんだ」
日菜佳「すいませんがよろしくお願いいたします」
おやっさん「……(見守る)」
ヒビキ「了解、バッチリ決めますからお任せを!」
-
日菜佳「すいません、日菜佳です」
- 放送
-
日菜佳「はい、すいません、日菜佳です」
(以下カットバックで)
ヒビキ「お疲れ」
日菜佳「いえ、ヒビキさんこそ(最初からハンズフリー)」
ヒビキの声「いやいやいや」
おやっさん「私ですけど、どう?」
ヒビキ「ドロタボウでした」
おやっさん「んー、で分裂は?ていうかヒビキの方は?」
ヒビキ「すいませんおやっさん、分裂はもう始まっちゃってるんですけど、オレの方はまだ間に合ってないんですよ。 でもね一気に巻き返しますんで」
-
ヒビキ「あー、こっちに向かうって?(悪いことしたな)」
おやっさん「うん」
-
ヒビキ「トドロキ?トドロキ今ね(トドロキをチラッと見て)。
……落ち込み中」
-
ヒビキ「まあ、仕方ないんだけどさ。
自分の得意ジャンル以外の敵と闘うのは初めてな訳だから」
日菜佳「はあ……」
ヒビキ「太鼓の練習は途中までになっちゃったんだけども、実際これから実戦っていうことになるからね」
日菜佳「……」
ヒビキ「落ち込むヤツはさ、成長するんだよ」
日菜佳「あの、すいませんがよろしくお願いいたします」
おやっさん「……(見守る)」
ヒビキ「了解、まあバッチリ決めるからお任せを!」
-
日菜佳「はい、すいません、日菜佳です」
- 台本
- シーン 6. ベースキャンプ
- 台本
-
携帯をたたみトドロキに近づくヒビキ。
ヒビキ「さてと(トドロキに携帯を返して)」
トドロキ「(パッと立ち上がって)ヒビキさん、すんませんでした!」
ヒビキ「だからさ、先輩の言う事は聞いとけって(いうの)」
トドロキ「……ハイ」
ヒビキ「でー、とにかくバケモンが出たからには実戦モードに切り替えてくから——」
トドロキ「ハイ」
ヒビキ「オレは、もう少し筋肉動かして、身体を温めていきたいんで」
トドロキ「ハイ」
ヒビキ「で、相手はどうした事か、太鼓で倒すヤツな訳だから」
トドロキ「ハイ」
ヒビキ「(DA を指し)それが終わり次第、お前もとにかく太鼓で戦えるようにしといてくれ」
トドロキ「あ、ハイ」
ヒビキ「じゃあオレは良き場所を探して、鍛えてくるから」
と、例のポーズを決めて走り去っていく。
トドロキはまだ何か言いたげだったが、思いとどまって DA の入力を続けた。
-
携帯をたたみトドロキに近づくヒビキ。
- 放送
-
シーン 6 丸ごとカット
-
シーン 6 丸ごとカット
- 台本
- シーン 7. モンタージュ
- 台本
-
走る竜巻。
そして走る不知火がヒビキたちの現場に急ぐ。
夏の日差しが、竜巻や不知火のボディに光って。
-
走る竜巻。
- 放送
-
シーン 7 丸ごとカット
-
シーン 7 丸ごとカット
- 台本
- シーン 10. ベースキャンプ
- 台本
-
テーブルの上に置かれた訓練用の朱塗りのバチを見つめているトドロキ、バチをゆっくりと握りしめてみる。
そして、これまでとは少し違った表情でバチを振り上げるトドロキ……。
その時、不知火が走りこんできて、香須実が降りてくる。
香須実「お待たせ!」
トドロキ「あ、いや(オレなんかのために)すいません、こんなとこまで来て貰っちゃって」
香須実「とんでもない。お届けものをお持ちしましたよ」
と、反対側のドアを開けてバチの入った包みを持ち出す。
香須実「(差し出して)ハイ、コレ」
トドロキ「あ、ありがとうございます(と受け取る)」
-
トドロキ「(バチを手にしながら)コレで戦うワケっすね……(少し複雑な表情)」
香須実「どう、いけそう?」
トドロキ「実はさっきは自分が弦にこだわったもんで、失敗してしまいまして……」
香須実「そっか」
トドロキ「(恐縮しながら、それを振り切るように)なんで、今度はその分もうこだわりを捨てて、失敗した分を取り返さなきゃって思ってるんすけど……」
そういいながらもバチを持つトドロキの姿はどこか不安気に見える。
香須実「こだわりか……」
トドロキ「……?」
香須実「あの……トドロキさん……もしかして、『何でオレが太鼓やんなきゃなんないんだ?』って思ってません?」
トドロキ「え? (慌てて)な、なんでなんすか。 そ、そんなこと香須実さんにオレ、ひと言も言ってないじゃないすか?! 」
香須実「(その慌てぶりに思わず微笑み)あ、ごめんなさい(笑)。 でもトドロキさんは弦の担当なんだから、弦にこだわってなきゃ逆にヘンだと思って——」
トドロキ「(慌てた自分になお照れながらも)……あ、いやその……実を言うとホントはそこだったんすけど」
香須実「そこ……って?」
トドロキ「あー、ですから、その、つまり、オレ、ザンキさんにもヒビキさんにも『自分流で行け!』とか『戸田山は戸田山なんだから』って言われて、その言葉を支えにしてやってきてたもんで……」
香須実「(うん、分かるという感じの優しい眼差しでトドロキを見る)」
トドロキ「……あ、すいません。 いきなり、なんかこんな分かったようなこと言っちゃって——」
香須実「んんん。いいのいいの。 ここが日菜佳的なツボなのかなって思っただけなんで」
トドロキ「えーえー。 な、なんすか?」
-
テーブルの上に置かれた訓練用の朱塗りのバチを見つめているトドロキ、バチをゆっくりと握りしめてみる。
- 放送
-
カット
その時、不知火が走りこんできて、香須実が降りてくる。
トドロキ「あ、香須実さん」
香須実「お待たせ!」
トドロキ「あ、(オレなんかのために)すいません、こんなとこまで来て貰っちゃって」
香須実「とんでもない。お届けもの、お持ちしましたよ」
と、バチの入った包みを持ち出す。
香須実「(テーブルに載せて)ハイ、コレ」
トドロキ「あ、ありがとうございます(と受け取らない)」
-
トドロキ「(バチを手にせず)コレで戦うワケっすね……(少し複雑な表情)」
カット
トドロキ「実はさっきは自分が弦にこだわったせいで、失敗してしまいまして……」
香須実「そっか」
トドロキ「(恐縮しながら、それを振り切るように)なんで、今度はもうこだわりを捨てて、失敗した分を取り返さなきゃって思ってるんすけど……」
そういいながらもバチを持たないトドロキの姿はどこか不安気に見える。
香須実「こだわりか……」
カット
香須実「あの……もしかしてトドロキさん、『何でオレが太鼓やんなきゃなんないんだ?』って思ってません?」
トドロキ「え? (戸惑って)あ、いや、香須実さん、鋭いっすね 」
香須実「(その戸惑いぶりに思わず微笑み)あ、ごめんごめん(笑)。 いやトドロキさんはほら弦の担当なわけだから、弦にこだわってなきゃ逆にヘンかなって思って——」
トドロキ「(戸惑った自分になお照れながらも)……あ、実を言うとホントはそこだったんすけど」
香須実「……」
トドロキ「あ、いや、その、なんつうか、オレ、ザンキさんやヒビキさんに『オレ流で行け!』とか『戸田山は戸田山なんだから』って言われて、その言葉を支えにしてやってきてるもんで……」
香須実「(うん、分かるという感じの優しい眼差しでトドロキを見る)」
トドロキ「……あ、すいません。 こんなこと言っちゃって——」
香須実「んんん。いいのいいの。 ほらあの、この辺りが日菜佳的なツボなのかなって思っただけだから」
トドロキ「えーえーえーえー。 すいませんすいません」
-
カット
- 台本
- シーン 11. たちばな店内
- 台本
-
店内には客がおらず二人は腰をかけている。
明日夢「何ですかね? 何となくカッコイイと思ったのと、やっぱお父さんが……(あ、いかん)あの、父が、子供の頃僕に教えてくれてたみたいなんで」
日菜佳「あー、なるほどお。長い歴史ってやつがあるわけね」
明日夢「あ、いや別にそーれほど長いって訳じゃ、あの」
日菜佳「まあ、でもそういうのもあるんだったら余計にいきなりホイッスルは辛いよね」
明日夢「ええ、まあ」
-
トドロキ「ええ、やっぱインパクトあったっすねえ」
香須実「まあ、最初に見たのがザンキさんの音撃斬だったら、もうそりゃ弦しかないって感じになりますよね」
-
トドロキ「(何故かこりゃマズイと思い)あ、いや。
それだけじゃなくて、オレ警察官だったもんで、剣道とか割と得意でしたし、そんでそういうのもちょっとあって」
香須実「(何この人いちいち慌てるんだろうと少し微笑みつつ)。そういえばトドロキさん——」
-
明日夢「や、ないですね。初耳です……」
-
トドロキ「今、はじめて聞きました」
香須実「ヒビキさんもザンキさんもそういう話しは自分からはしたがらないからね」
トドロキ「そうすね(確かに)……香須実さんは誰から(聞いたんすか)?」
-
香須実「(頷き)……その頃ヒビキさんは今のトドロキさんと同じように太鼓を極めようとして一生懸命だったから弦の練習に身が入んなかったらしくて、先代にも逆らったりしたんだって」
-
香須実の声「でもそれから随分経ってから気付いたんだって。
自分がやりたくないことも案外どっかで役に立つってことがあるみたいだって——」
-
日菜佳の声「回り道が役に立つこともあるってことですかね」
明日夢「……(そうかも)」
日菜佳「そんなこんなで今回ヒビキさんは憎まれ役というか、鬼軍曹になりきる決意でトドロキくんをしごこうとしてたんです」
明日夢「(そうなんですか)」
日菜佳「まあ何せすっごく真面目で、ギター一本やりのトドロキくんのことだから、そう簡単には太鼓で闘おうなんてな事は思わないと思うんですけど——」
-
トドロキ「(思いっきり勢いよく立ち上がり、イスに足をぶつけながら)イッテッ」
香須実「?!」
トドロキ「オレ、とにかく太鼓で頑張るっス!!」
-
店内には客がおらず二人は腰をかけている。
- 放送
-
店内には客がおらず二人はテーブルを拭いている。
明日夢「え、何ですかね? やっぱりカッコイイと思ったのと、あと、僕が子供の頃、父が教えてくれてたみたいですけど」
日菜佳「なるほどね。長い歴史ってやつがあるわけだ」
明日夢「いや別にそんな長くはないですけど」
日菜佳「でもそういうのもあるんだったらさ余計にいきなりホイッスルは辛いよね」
カット
-
カット
香須実「まあ、最初に見たのがザンキさんの音撃斬だったら、そりゃもう弦しかないって感じになりますよね」
-
トドロキ「(何故かこりゃマズイと思い)あ、でも。
それだけじゃなくて、オレ警察官だったもんで、面!剣道とか割と得意でしたし」
香須実「(大声に驚いて少し微笑みつつ)。そういえばトドロキさん——」
-
明日夢「え、いや、はじめて聞きました……」
-
トドロキ「いやあ、今、はじめて聞いたっすね」
香須実「ヒビキさんもザンキさんもそういうのは自分からは話したがらないからね」
トドロキ「ああ、そうすね(確かに)……あの、香須実さんは誰から(聞いたんすか)?」
-
香須実「(頷き)……その頃のヒビキさんは今のトドロキさんと一緒で太鼓を極めるので一生懸命だったから弦の練習にも身が入んなかったらしくて、先代にも逆らったりしたんだって」
-
香須実の声「でもそれから随分経ってからヒビキさん気付いたんだって。
自分がやりたくないことも案外どっかで役に立つってことがあるみたいだって——」
-
日菜佳の声「回り道が役に立つことももしかしたらあるのかなってことなんですかね」
明日夢「……(そうかも)」
日菜佳「そんなこんなで今回ヒビキさんは先輩としてトドロキくんをしごこうとしているわけなんです」
明日夢「そうなんですか」
日菜佳「でも、まあ何せすっごく真面目で、ギター一本やりのトドロキくんのことですから、そう簡単には太鼓で闘おうなんて事は思えないと思うんですけどね——」
-
トドロキ「とにかくオレ、太鼓で頑張るっス!!(思いっきり勢いよく立ち上がり、お茶をこぼす)」
香須実「(咳き込む)」
トドロキ「失礼します」
-
店内には客がおらず二人はテーブルを拭いている。
- 台本
- シーン 13. 『たちばな』・店内
- 台本
-
明日夢「いらっしゃい(笑顔)」
ひとみ「うん。部長さん来た?」
明日夢「あ、うん。さっきね」
-
日菜佳「(ちと気遣いつつ)あの……明日夢君、お電話なんですけど」
明日夢「え!?僕にですか?」
日菜佳「そう」
-
明日夢「(なんだろう?と)あ、安達ですけど」
-
明日夢「いらっしゃい(笑顔)」
- 放送
-
ひとみ「こんにちは」
明日夢「いらっしゃい(笑顔)座る?」
ひとみ「うん。ねえ部長さん来た?」
明日夢「あ、さっき」
-
日菜佳「(ちと気遣いつつ)明日夢君、お電話なんですけど」
明日夢「え!?僕にですか?」
日菜佳「うん」
-
明日夢「(なんだろう?と)はい、安達です」
-
ひとみ「こんにちは」
- 台本
- シーン 14. ベースキャンプ
- 台本
-
あきら「今ヒビキさんのとこに合流したんですけど、もしかすると、明日の応援は……」
明日夢「ああ、そうなんだ……そんなわざわざ……うん。ありがとう。 うん、今、丁度持田も来てるから伝えておくね。 うん、じゃあ」
-
明日夢「あの、明日の予定がちょっと見えなくなったって」
ひとみ「ふーん。天美さん、ココの常連さんだから良く電話かかってきたりもするの?」
明日夢「んー、まあ割とね。でも俺に用って訳じゃないし」
-
明日夢「いらっしゃいませ(と席を立つ)」
-
あきら「今ヒビキさんのとこに合流したんですけど、もしかすると、明日の応援は……」
- 放送
-
あきら「今ヒビキさんのところに合流したんですけど、もしかすると、明日の応援は見に行けないかもしれません」
明日夢「ああ、そうなんだ……そんなわざわざ……うん。うん、ありがとう。 うん、丁度持田も来てるからさ伝えておくよ。 うん、うん、じゃあね」
-
明日夢「あの、ちょっと明日の予定が見えなくなったって」
ひとみ「ふーん。天美さんってさ、ココの常連さんだから良く電話かかってきたりすんの?」
明日夢「んー、まあ割とね。でも特に俺に用って訳じゃないからさ」
-
明日夢「いらっしゃいませ。どうぞこちらへ(ずっと立っている)」
-
あきら「今ヒビキさんのところに合流したんですけど、もしかすると、明日の応援は見に行けないかもしれません」
- 台本
- シーン 15. モンタージュ
- 台本
-
鬼笛で DA を再生するあきら。
DA を手渡す香須実。
再生するあきら。
手渡す香須実。
そんなやりとりが続いて。
あきら「当たりです」
-
鬼笛で DA を再生するあきら。
- 放送
-
鍛えるヒビキ。
鍛えるイブキ・トドロキ。
鬼笛で DA を再生するあきら。
カット
あきら「当たりです」
-
鍛えるヒビキ。
- 台本
- シーン 16. ベースキャンプ
- 台本
-
ヒビキ「おー、みんな揃ったなぁ」
イブキ・あきら「(ハモって)お疲れ様です」
ヒビキ「なんか、もう夏のヤツらが出始めちゃっててさ」
イブキ「そうみたいですね」
ヒビキ「だから、練習のつもりが実戦になっちゃってるんだけど」
イブキ「ハイ。何かお役に立てればと思ってきましたんで」
ヒビキ「(頷き)悪いな」
そういいながら、ヒビキはイブキとあきらに微笑みかけた。 そして、傍らで緊張しているトドロキに。
ヒビキ「トドロキ」
トドロキ「あ、ハイっす」
ヒビキ「どうだ。モノになってきたか?」
トドロキ「ハイ、頑張ります」
ヒビキ「うっし、頼んだぞ(と肩を叩く)」
トドロキ「はい」
ヒビキ「今年の『紅』登板の第一戦、しっかりキメていくからな。 すんげー、とかいって腰抜かすなよ」
イブキ・トドロキ「はい」
ヒビキ「おっしゃあ、んじゃひとつ『太鼓祭り』で決めてやろうぜ!」
と、走り出すヒビキ、イブキ、トドロキ。 あきらの側に立つ香須実はそんな三人に火打石を打って送りだした。
-
ヒビキ「おー、みんな揃ったなぁ」
- 放送
-
トドロキ「あ、ヒビキさん」
ヒビキ「おー、お疲れ」
イブキ・あきら「(ハモって)お疲れ様です」
ヒビキ「揃ってるな。なんかね、夏のヤツらがもう出てきちゃってさ」
イブキ「そうみたいですね」
ヒビキ「うん」
香須実「お疲れの一杯ね、じゃあ」
ヒビキ「練習のつもりがさ実戦になっちゃうんだけど、悪いな」
イブキ「いえ。どうせなら太鼓祭りの方がいいかなあと思いまして」
ヒビキ「太鼓祭り。なるほどな」
そういいながら、ヒビキは微笑んだ。 そして、傍らで緊張しているトドロキに。
ヒビキ「トドロキ」
トドロキ「ハイ、ハイっす」
ヒビキ「お前これ。モノになってきたのかよ?」
トドロキ「あ、頑張ります」
ヒビキ「へへっ、頼むぞ(と肩を叩かない)」
トドロキ「はい」
ヒビキ「よし、『紅』登板の第一戦、しっかりキメていくからさ。 すげー、とかいって腰抜かすんじゃねーぞ」
イブキ・トドロキ「はい」
ヒビキ「名付けて『太鼓祭り』で決めていこうぜ!」
イブキ・トドロキ「はい」
ヒビキ「よし」
香須実「気を付けて」
あきらの側に立つ香須実はそんな三人に火打石を打って送りだした。
-
トドロキ「あ、ヒビキさん」
- 台本
- シーン 17. 田んぼ
- 台本
-
童子「増えた、増えた」
と童子が小躍りするのをきっかけに、田んぼの水面がわさわさと波打ち、田の中から十数匹のドロタボウが姿を現した。
童子「増えたー!」
そこへヒビキたちが駆けつけた。
ヒビキ「その辺で、増産はストップして欲しいとこだな」
童子「鬼か」
と、童子は衣服を変化させ、怪童子へ変身していく。
ヒビキ「まあな」
-
怪童子はジャンプして轟鬼に襲いかかると、さっと身をかばった轟鬼の腕を蹴って、さらにジャンプ。
空中で反転して轟鬼にキックする。
しかし、轟鬼はその間を見切って、キックしてくる怪童子にカウンターで電撃パンチをみまった。
電撃をくらった怪童子は爆発四散する。
響鬼「さて、お次は、と」
田んぼに向かって構える響鬼。
-
童子「増えた、増えた」
- 放送
-
童子「増えた、増えた」
と童子が小躍りするのをきっかけに、田んぼの水面がわさわさと波打ち、田の中から数十匹のドロタボウが姿を現した。
童子「増えたー!」
そこへヒビキたちが現れた。
ヒビキ「おい!」
童子「え?」
ヒビキ「オレたちも混ぜてくれよ」
童子「だってお前、鬼だろ」
と、童子は衣服を変化させ、怪童子へ変身していく。
カット
-
響鬼「よし、暴れるぜ」
怪童子は轟鬼に投げ飛ばされる。 空中で反転して轟鬼にキックする。 しかし、轟鬼はその間を見切って、キックしてくる怪童子にカウンターで電撃パンチをみまった。
電撃をくらった怪童子は爆発四散する。
カット
ドロタボウに向かって構える響鬼。
-
童子「増えた、増えた」
- 台本
- シーン 18. 川原
- 台本
-
舞台は川原
-
響鬼「!」
しかし、そのドロタボウ子を轟鬼が捕らえる。 怪力でドロタボウ子を投げ飛ばす轟鬼、そして、倒れたドロタボウ子に音撃鼓をめりこませて音撃する。
-
響鬼紅の登場だ!
響鬼紅「おおおおお」
と凄まじい怒号をあげて、ドロタボウ軍に突進する響鬼紅。
戦い続けていた威吹鬼、轟鬼も、響鬼紅の登場に思わず目をみはった。
-
そうして、響鬼紅は、ドロタボウ子の大群を次々と打ち倒していく。
-
やったな、とお互いの顔を見合わせる三人。
-
舞台は川原
- 放送
-
舞台は林・草原・廃虚
-
轟鬼「響鬼さん」
しかし、そのドロタボウ子を轟鬼が捕らえる。 怪力でドロタボウ子を投げ飛ばす轟鬼、カット
-
響鬼紅の登場だ!
響鬼紅「響鬼紅」
と凄まじい怒号をあげず、ドロタボウ軍に突進する響鬼紅。
カット
-
そうして、響鬼紅は、ドロタボウ子の大群を次々と打ち倒していく。
響鬼紅「あいつが親か」
-
やったな、とお互いの顔を見合わせる三人。
轟鬼「響鬼さん」
威吹鬼「お疲れ様です」
轟鬼「やったっすよ」
響鬼紅「だろ。だから、先輩の言うことは聞いとけっつうんだよ」
轟鬼「はい」
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舞台は林・草原・廃虚
- 台本
- シーン 19. ベースキャンプ
- 台本
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撤収作業をしているヒビキたち。
イブキ、香須実は仲良くテーブルを折りたたんだりして雷神につみこんでいる。
あきらはトドロキの DA が気になるようで、各 DA をボックスにキチンと入れなおしている。
ヒビキとトドロキはテントを解体していて、
トドロキ「ありがとうございました」
ヒビキ「なんだよ、んな改まって」
トドロキ「太鼓の特訓、大変勉強になりました」
ヒビキ「そりゃ良かったね」
トドロキ「やっぱこうやっていろんな経験を積んでくと、ヒビキさんみたいに紅になったりできるんすかね」
ヒビキ「うーん、まあどうだろうね」
トドロキ「いや、ホントすごかったっすよ。感動したっす」
と、トドロキは憧れのヒビキに顔を近づけて興奮気味に喋り続ける。
そんな暑苦しい状況から逃れようと、ヒビキは顔を背けたりするが、すぐにトドロキが回りこんできて、また顔を寄せてくる。
ヒビキ「あ、そお。じゃあさ、今度はイブキに弟子入りして、音撃管を経験してみれば。 もっと感動できるかもよ」
そんなやりとりを聞いていたイブキ。 え、こっちに振るんですか、と慌てる。
トドロキ「あ、そうすね、そうか。イブキさん、いいっすか」
イブキ「あ、や、でも。 トドロキさんは、ザンキさんから教わったギター一筋のギター侍がお似合いだと思いますよ」
トドロキ「(ザンキの名がでたので、恐縮して)あ、いやまあ……そうなんですけど」
ヒビキ「そうそう。やっぱトドロキはザンキさん命か」
トドロキ「あ、なんすかそれ(照れる)」
ヒビキ「いや、何って。なー(笑)」
思わずつられて苦笑するイブキ、あきら、香須実。
トドロキ「あ、そんなみんなで。あーもう。な〜んとかして下さいよ〜」
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撤収作業をしているヒビキたち。
- 放送
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シーン 19 丸ごとカット
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シーン 19 丸ごとカット
- 台本
- シーン 20. とある場所
- 台本
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「はっくしょん」
と、渋いくしゃみが響いた。
ザンキ「……?(吉野はまだ寒いな)」
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「はっくしょん」
- 放送
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シーン 20 丸ごとカット
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シーン 20 丸ごとカット
- 台本
- シーン 21. 道路
- 台本
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一同の笑い声が響く中、不知火、竜巻、雷神の三台のマシンが並んで疾走し、帰路を急いでいった。
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一同の笑い声が響く中、不知火、竜巻、雷神の三台のマシンが並んで疾走し、帰路を急いでいった。
- 放送
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シーン 21 丸ごとカット
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シーン 21 丸ごとカット
- 台本



