#23「鍛える夏」
(脚本:大石 真司/監督:諸田 敏)
| 台本 | キャラクター | 俳優・声優/スーツアクター |
|---|---|---|
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ヒビキ/仮面ライダー響鬼 | 細川 茂樹/伊藤 慎 |
| 安達 明日夢 | 栩原 楽人 | |
| トドロキ/仮面ライダー轟鬼 | 川口 真五/渡邊 淳 | |
| 持田 ひとみ | 森 絵梨佳 | |
| 立花 香須実 | 蒲生 麻由 | |
| 立花 日菜佳 | 神戸 みゆき | |
| 立花 勢知郎 | 下條 アトム | |
| 紀子 | 藤枝 由似 | |
| 飯田 敏 | 樋浦 勉 | |
| 部活の先輩 | 中山 麻聖 | |
| 老人 | 益富 信孝 | |
| 童子 | 村田 充 | |
| 姫 | 芦名 星 | |
| ナレーション | 中田 浩二/中井 和哉 |
台本と放送を比較しました(台詞やト書きの細かい違いは省略)。
- シーン 1. オープニング
- 台本
-
明日夢「(前略)ある日、ヒビキさんの人助けを間近で見た僕は、改めてヒビキさんの強さを感じました。
そして僕もヒビキさんの側にいるだけで何か鍛えられるような気がして——」
-
明日夢「(前略)ある日、ヒビキさんの人助けを間近で見た僕は、改めてヒビキさんの強さを感じました。
そして僕もヒビキさんの側にいるだけで何か鍛えられるような気がして——」
- 放送
-
明日夢「(前略)ある日、ヒビキさんの人助けを見た僕は、改めてその強さを感じ、側にいるだけで何か鍛えられるような気がして——」
-
明日夢「(前略)ある日、ヒビキさんの人助けを見た僕は、改めてその強さを感じ、側にいるだけで何か鍛えられるような気がして——」
- 台本
- シーン 2. 早朝の山〜境内
- 台本
-
そして、そんな二人の周囲には、二人の特訓を応援する数体の DA がいる。
響鬼「よし、猛火怒濤の型!」
轟鬼「はい!」
二人の叩き方は、それまでの連打からまた違う打ち方に変わった。
だが、叩き方を急に変えるのは難しいようで、轟鬼は少し響鬼と叩くリズムがズレていく。
「!」と、それを感じた響鬼。 叩くのを一旦やめる。
響鬼「(轟鬼に近づきつつ)お、ちょ、ちょっとストップ」
そして、響鬼は移動しながら太鼓のかげに入る中で顔だけ変身解除する。
轟鬼「あ、すんません……。リズムが」
轟鬼も響鬼の解除を見て顔だけ変身を解く。
響鬼「いや、あのリズムっていうよりもさ、その腰がひけちゃうのを直しなさいって(いうの)」
轟鬼「あ、すみません」
響鬼「な。 もっとこうへそをドーンと前に出してさ(響鬼、見本をみせつつ、轟鬼のへっぴり腰を見て、轟鬼のケツなどを叩きながら)ホラ、もっと、ドーンと」
轟鬼「あ、はい。ドーンとっすね」
響鬼「そうそう。 気持ちが入れば自ずと、ドーンとなるだろ。ドーンとな」
轟鬼「はい」
響鬼「じゃ続けるぞ」
轟鬼「あ、はい……」
-
そして、そんな二人の周囲には、二人の特訓を応援する数体の DA がいる。
- 放送
-
そして、そんな二人の周囲には、二人の特訓を応援する数体の DA がいる。
カット
シーン 3 挿入
響鬼「ストップストップ」
轟鬼「へ、え?」
響鬼「(轟鬼に近づきつつ)ダメダメ!ね」
そして、響鬼は顔だけ変身解除して、移動する。
轟鬼「すいません……。ちょっとリズムが」
轟鬼も響鬼の解除を見て顔だけ変身を解く。
響鬼「リズムじゃないんだよ。もう腰がひけちゃてるんだよ」
轟鬼「はい。こうすか」
響鬼「そうじゃないんだよ。へそがあるだろ。 もっとへそ、ドーンと(響鬼、見本をみせず、轟鬼のへっぴり腰を見て、轟鬼のケツなどを叩きながら)な、ドーンと」
轟鬼「はい。ドーンとっすね」
響鬼「うん」
轟鬼「こうすか」
響鬼「そうそう。 気持ちが入れば自ずと、ドーンとなるだろ」
轟鬼「はい」
カット
-
そして、そんな二人の周囲には、二人の特訓を応援する数体の DA がいる。
- 台本
- シーン 3. 城南高校 体育館
- 台本
-
シーン 2 の後
-
早朝の日差しが差し込む体育館で 10 名ほどのブラスバンド部と、10 名ほどのチアリーディング部の合同練習が行われている。
-
太鼓の奏者は明日夢ではなく、別の人物で、明日夢は片隅で、ホイッスルを手に、部長から指導をうけている。
部長「もっとさあ、ハギレよくやってみて」
明日夢「あ、はい(浮かない顔)」
部長「(その表情を見て)あのさぁ、安達。 これはこれで結構大事なもんなんだからさ」
明日夢「え……ええ」
と返事しながらも、明日夢は太鼓が気になってしまう。
そんな明日夢を見る部長。
部長「(安達)?」
明日夢「あ、いえ」
部長「そんじゃ、もう 1 回。メリハリつけて思いきりよくな」
明日夢「はい」
そう言って「ぴっぴっぴーぴぴぴ」と吹く明日夢。
が、今度は妙にすさまじい音で、部長は耳を押さえ、なんとも渋い顔つきとなる。
そんな様子をひとみが遠くから何気に気にしていた。
-
シーン 2 の後
- 放送
-
シーン 2 へ
-
早朝の日差しが差し込む体育館で 20 名ほどのブラスバンド部と、30 名ほどのチアリーディング部の合同練習が行われている。
-
太鼓の奏者は明日夢ではなく、別の人物で、明日夢は他の部員と一緒に、ホイッスルを手に、部長から指導をうけている。
部長「安達、もっとさあ、ハギレよくできないかな」
明日夢「はい(浮かない顔)」
部長「(その表情を見て)あのさぁ、ホイッスルはホイッスルで結構大事なもんなんだからさ。 もっと気持ち入れてやって」
明日夢「はい」
カット
-
シーン 2 へ
- 台本
- シーン 4. 丘の上
- 台本
-
すると、地面が人型に盛り上がり、ドロタボウの童子と姫が生み出される。
童子「でんでんでんでん……」
姫「たー!……たー!」
と、意味不明の奇声を発する童子たち。 今までの童子たちとは異なる狂気に、あたりの木々がざわめいた。
-
すると、地面が人型に盛り上がり、ドロタボウの童子と姫が生み出される。
- 放送
-
すると、地面が人型に盛り上がり、ドロタボウの童子と姫が生み出される。
童子「おお、我々が今年初めての」
姫「ありがたいねー」
童子「うーん、ありがたいありがたい。おお、おお、おお、いい田んぼだなあ」
-
すると、地面が人型に盛り上がり、ドロタボウの童子と姫が生み出される。
- 台本
- シーン 5. 飯田家・客間
- 台本
-
敏「んー、街に出た時はなァ、ビックラだったわな」
ヒビキ「そうなんですよ。あのホラ、イブキね?」
敏「ああ、あの総家の若い衆」
ヒビキ「そおそ。アイツが倒したんですけどね」
-
トドロキの脇には「おひつ」が置いてあり、トドロキはおかわりの度に「いただきます」と小声でいいながら、セルフサービスで勝手にご飯をよそっては、食べ続けている。
-
ヒビキ「うん、特にこれからの時期はバケモンの本番ですからね」
敏「なー。たーんと鍛えて備えとかねばなぁ」
-
ヒビキ「ねえ、ホント、電話もらった時はビックリしたけど……もうすぐ退院で良かったですよ」
敏「……まあな……」
ヒビキ「……」
と、トドロキがまたおかわりをしようとした。 ヒビキは、さすがに我慢できず。
ヒビキ「オイ!」
トドロキ「は?」
ヒビキ「お前さっきから一人で食べてるだけでさ」
トドロキ「へ?」
ヒビキ「もう少しこう、会話を楽しんだりとかさ」
トドロキ「あ、や、だってヒビキさんが飯田さんと楽しそうに話してるとこに割り込むのも何かなって」
ヒビキ「違うだろ、加わってこいよ、お前もさ」
-
ヒビキ「はあって、大体お前ろくに鍛えてないくせに、食べるのだけは一人前でさ。
てか四人前ぐらいか
」
敏「そんなこたねーんじゃねえのか。 ほんじゃなきゃ、そんなに腹減らねーもんな」
トドロキ「ええ、まあ……」
ヒビキ「いや、敏さんね、こいつのなんか、全然鍛えてる内には入んないんですよ」
トドロキ「そんなー」
ヒビキ「だってそうだろ、何度同じこと言っても直んないしさあ」
トドロキ「んな、だって俺、太鼓は専門外なんすから」
ヒビキ「 ほらね、この言い方。 なんかちょっとよそよそしいでしょ 」
敏「まあまあ、メシならまだ一杯あるで。な」
-
敏「んー、街に出た時はなァ、ビックラだったわな」
- 放送
-
敏「さあ、もう一杯」
トドロキ「あ、いただきます」
敏「いやあ、街に出た時はなァ、ビックリしたわ」
ヒビキ「そうなんだよね。ホラあの、イブキ?」
敏「ああ、あの総家の若い衆」
ヒビキ「うん。アイツが倒したんだよ」
-
トドロキの脇には「おひつ」が置いてあり、トドロキはおかわりの度に「いただきます」と小声でいわず、セルフサービスで勝手にご飯をよそっては、食べ続けている。
-
ヒビキ「うん、特にこれからの時期はバケモンの本番だからね」
敏「なー。うーんと鍛えて備えておかねえとなぁ」
ヒビキ「そのために、今年もよろしくって感じかな。ははは」
-
ヒビキ「ホント、電話もらった時はビックリしたけどさ……でも、もうすぐ退院で良かったね」
敏「……まあな根が丈夫だから……ははは」
ヒビキ「ははは」
と、トドロキがまたおかわりをしようとした。 ヒビキは、さすがに我慢できず。
ヒビキ「ちょっと!」
トドロキ「はい?」
ヒビキ「さっきから一人でガツガツ食べてるんだけどさ」
カット
ヒビキ「もう少しみんなでおしゃべり楽しんだらどうなのよ」
トドロキ「あ、や、だってヒビキさんが飯田さんと楽しそうに話してるとこに割り込むのも何かなって思って」
ヒビキ「違うでしょ、間違ってるでしょ。おしゃべりしようよ」
-
ヒビキ「はあって、大体お前ろくに鍛えもしないで、食べるのだけは一人前で。
ていうか六人前だよ
」
敏「そんなこたねーさ。 ほんじゃなきゃ、こんなには腹減る訳ねーもんな」
トドロキ「ええ、まあ……」
ヒビキ「敏さんね、こいつなんか、大体鍛えてる内に入らないんだから」
トドロキ「そんなー」
ヒビキ「だってそうじゃないか、何べん言ったってお前直さないじゃないかよ」
トドロキ「だって俺、太鼓は専門外なんすから」
ヒビキ「 その言い草が気に入らねえんだよ。 ちょっとまた食べんの 」
敏「まあまあまあまあ、メシならまだまだ一杯あっから」
トドロキ「ありがとうございます。いただきます」
-
敏「さあ、もう一杯」
- 台本
- シーン 6. 『たちばな』・奥の間
- 台本
-
香須実「ヒビキさんたち、今頃、飯田さんとこの完璧な朝の和定食セット(を)食べてるのかな」
-
香須実「そんな、冗談に決まってるでしょ(そう言っておやっさんを見ると……)」
おやっさん「冗談です」
日菜佳「あー、なんだもう、びっくりさせないで下さいよ」
おやっさん「ごめんごめん」
日菜佳「いや、でも、実はナイとは言い切れない話しなもんで」
おやっさん「ん?」
日菜佳「こないだ上野に行った時」
香須実「(思い出し)あーあれね」
おやっさん「?」
日菜佳「二人とも銀行行く暇ないまま、出掛けちゃってて、そのくせふたりともよく食べたもんで」
香須実「帰りの電車賃、初乗り分しかなくなって、あたし柴又駅まで迎えにいったんだもんね」
おやっさん「何、そんなことあったの。 二人とも大人なんだからさ……」
日菜佳「ハイ」
おやっさん「(っていうか)仲良くて……いいんだけどさ(いじけ)」
と、そこに日菜佳の携帯がなった。
日菜佳「あ、噂をすれば(電話に出て)はい日菜佳です」
-
香須実「ヒビキさんたち、今頃、飯田さんとこの完璧な朝の和定食セット(を)食べてるのかな」
- 放送
-
香須実「ヒビキさんたち、今頃、飯田さんとこの完璧な朝の和定食セットでも食べてんのかね」
-
香須実「そんなの、冗談に決まってんじゃない、ねえ(そう言っておやっさんを見ると……)」
おやっさん「冗談です」
日菜佳「なんだもう、びっくりさせないで下さいよ」
カット
と、そこに日菜佳の携帯がなった。
日菜佳「あ、あら噂をすればだ(電話に出て)はい日菜佳です」
-
香須実「ヒビキさんたち、今頃、飯田さんとこの完璧な朝の和定食セットでも食べてんのかね」
- 台本
- シーン 7. 飯田家・玄関先
- 台本
-
トドロキ「あの、こっちへ来て今日で 3 日目になるんすけど」
-
トドロキ「や、そいで、そいでですねえ。
一応、オレとしてはひと通り太鼓のこと覚えた感じで、そろそろいいかなって思ってるんですけど」
日菜佳「なるほど……。 じゃ今度はそのまた上の叩き方をヒビキさんにお願いして教えてもらう訳ですね」
トドロキ「えっ(そっちにいく)?!」
日菜佳「太鼓なら鬼で一番のヒビキさんが教えてくれてる訳ですから、くれぐれも足など引っ張らないよう、ヒビキさんを信じて頑張って下さいね」
-
日菜佳「?返事がないぞ、も 1 回。頑張れトドロキ!」
-
トドロキ「日菜佳(さん)……」
日菜佳「(とにかく今は頑張ってね、と祈る)」
日菜佳に電話を切られてしまい、割と落ち込むトドロキ。
携帯を閉じながら、うなだれる。
と、そこに家の中から敏が出て来て、
敏「アレ、トドロキさん?」
トドロキ「はい」
敏「ヒビキさんとこ行かなくていいのかい」
トドロキ「あ、はい……」
しょんぼりと歩いていくトドロキ。
-
トドロキ「あの、こっちへ来て今日で 3 日目になるんすけど」
- 放送
-
トドロキ「オレ、こっちへ来てもう 3 日目になるんすけど」
-
トドロキ「や、そいで、そいでですねえ。
オレとしてはひと通り太鼓のこと覚えた感じで、もうそろそろいいかなって思ってるんすけど」
日菜佳「なるほど……。 じゃ今度はそのまた上の叩き方をヒビキさんにお願いして教えて頂く訳ですね」
トドロキ「えっ(そっちにいく)?!」
日菜佳「太鼓なら鬼で一番のヒビキさんが教えてくれる訳ですから、くれぐれも足など引っ張らぬよう、ヒビキさんを信じて頑張って下さいね」
-
日菜佳「?返事がないぞ、じゃ、も 1 回。頑張れトドロキ!」
-
トドロキ「日菜佳さん……」
日菜佳「(とにかく今は頑張ってね、と祈る)」
日菜佳に電話を切られてしまい、割と落ち込むトドロキ。
携帯を閉じながら、うなだれる。
カット
-
トドロキ「オレ、こっちへ来てもう 3 日目になるんすけど」
- 台本
- シーン 8. 村の田んぼ
- 台本
-
そんな田んぼのあぜ道に、トラクターに寄りかかりながら、休憩している初老の老人がいる。
-
するとそこへ先刻の童子と姫がやってきた。
姫「たー!」
童子「でんでんでんでん……」
おじいちゃん「な、なんだ?おめえら」
姫「……おじいちゃま」
童子「おこんにちは」
老人「(不審がりながら)ああ、こんにちは」
姫「おいしそう」
老人「ん、ただの握り飯だけんどよ」
童子「違う、違う、違う」
姫「おじいちゃんが……おいしそう」
老人「んーな、年寄りをからかうもんじゃねぇ」
童子「からかうもんじゃねぇ」
姫「ね〜」
おじいちゃん「?」
童子「(いきなり表情を変え)じゃあ、美味しそうなおじいちゃんには……」
姫「ウチの子のごはんになってもらうよ」
-
そんな田んぼのあぜ道に、トラクターに寄りかかりながら、休憩している初老の老人がいる。
- 放送
-
そんな田んぼのあぜ道に、トラクターに寄りかからずに、休憩している初老の老人がいる。
-
するとそこへ先刻の童子と姫がやってきた。
童子・姫「ケンケンパ!ケンケンパ!ケンケンパ!ケンケンパ!ケンケンパ!」
姫「おじいちゃん」
童子「こんにちは」
姫「こんにちは」
老人「(不審がりながら)ああ、こんにちは」
姫「おいしそうだね、それ」
老人「ただの握り飯だかんね」
童子「んー、そっちじゃなくってね」
姫「おじいちゃんが……おいしそうってこと」
カット
おじいちゃん「?」
童子「(いきなり表情を変え)じゃあ、美味しそうなおじいちゃんには……」
姫「ウチの子のごはんになってもらいますよ」
-
そんな田んぼのあぜ道に、トラクターに寄りかからずに、休憩している初老の老人がいる。
- 台本
- シーン 9. 『たちばな』・店内
- 台本
-
明日夢「すいません、今日は(遅出になっちゃって)」
明日夢はそういいながら、店着に着替えるべく奥の間に入っていく。
香須実「(店の方から声をかけ)ううん。クラブは(どうだった)」
明日夢「あ、ええ。まあ(と歯切れ悪く誤魔化す)」
香須実「(ん)?」
明日夢「あ、それで明日は」
香須実「あー応援の本番ね」
明日夢「はい、すいません」
香須実「そういえばヒビキさんが、明日夢くんの応援見たかったって残念がってたよ」
明日夢「え」
着替えた明日夢、お店に出てくる。
日菜佳「そうそう。 ひとみちゃんのチアも楽しみだったのに、とか言ってましたけど」
明日夢「(苦笑)あ、そうですか。 あ、あのヒビキさんの方は……」
店のテーブルをふいていた香須実と日菜佳。 話すうちになんとなく店のイスに腰かけて。
香須実「そろそろ夏用の体になれると思うんだけど(と何気に日菜佳を見る)」
日菜佳「今回はトドロキくんも一緒に鍛えに入ってまして」
明日夢「へぇ、トドロキさんも……え、じゃあザンキさんも一緒なんですか?」
日菜佳「ザンキさんは今ちょっと吉野に行っちゃってて」
明日夢「はあ……あの、でもトドロキさんってギターで戦う鬼なんじゃなかったでしたっけ?」
日菜佳「そうなんですけど、今回はまあ色々あってヒビキさんは自分が鍛えるのと一緒にトドロキくんにも太鼓を教えるってことで」
明日夢「へえ……」
-
明日夢「すいません、今日は(遅出になっちゃって)」
- 放送
-
明日夢「すいません、遅くなっちゃって」
明日夢はそういいながら、店着に着替えるべく奥の間に入っていく。
香須実「(店の方から声をかけ)ううん。朝練どうだった」
明日夢「あ、ええ。まあ(と歯切れ悪く誤魔化す)」
カット
明日夢「あ、それで明日は」
日菜佳「あー応援の本番ね」
明日夢「はい、すいません」
香須実「そういえばヒビキさん、明日夢くんの応援見たかったって残念がってたよ」
明日夢「え」
日菜佳「そうそう。 ひとみちゃんのチアも楽しみだったのに、とか言ってましたけど」
明日夢「(苦笑)あ、そうなんですか。 そう言えばヒビキさんは……」
カット
香須実「うん、今鍛えている最中でね」
日菜佳「今回はトドロキくんも一緒に鍛えに入ってまして」
明日夢「へぇ、トドロキさんも……え、じゃあザンキさんも一緒なんですか?」
香須実「ザンキさんはね今吉野に行っちゃってんのよ」
明日夢「はあ……でもトドロキさんってギターで戦う鬼でしたよね?」
日菜佳「そうなんですけど、今回はまあ色々ありましてヒビキさんは自分を鍛えるのと一緒にトドロキくんにも太鼓を教えるってことで」
明日夢「へえ……」
着替えた明日夢、お店に出てくる。
-
明日夢「すいません、遅くなっちゃって」
- 台本
- シーン 11. 城南高校 体育館
- 台本
-
ひとみと紀子らが後片付けをしている。
そこへブラバンの部長がやってきて、
部長「持田」
ひとみ「はい?」
部長「お前さ、もしかして安達がバイトしてるとこ知ってる」
ひとみ「あ、ハイ……」
-
ひとみと紀子らが後片付けをしている。
- 放送
-
シーン 11 丸ごとカット
-
シーン 11 丸ごとカット
- 台本
- シーン 12. 山中
- 台本
-
ヒビキ「お前、遅いよ」
トドロキ「あ、はい。すんません……」
ヒビキ「もうちょっと真剣にやれよ」
トドロキ「……」
ヒビキ「なあ、トドロキ」
トドロキ「……あの、ヒビキさん」
ヒビキ「んー」
トドロキ「ちょっと、いいですか?」
ヒビキ「なによ」
トドロキ「や、あのこんなことを新人のオレなんかが聞くのはヘンだと思いますし、夏に備えて調整してるヒビキさんの練習をこうやって止めちゃうってのも申し訳ないと思ってるんすけど——」
ヒビキ「前置きはいいから(苦笑)」
トドロキ「あ、いや、すみません。 でもどうしても……身が入んなくて」
ヒビキ「……」
トドロキ「その今イチ乗れないっていうか……、これ以上弦のオレが太鼓一生懸命やってもヒビキさんたちにはかなわないわけですし……だったらその分もっと弦の練習した方がいいんじゃないかと思って」
-
ヒビキ「けどまあ、今回はとにかくオレに付き合うって約束したんだから最後までしっかり太鼓叩いていこうぜ」
トドロキ「……あの……、でもなんでそんなにオレに太鼓叩かせようとするんすか」
ヒビキ「……」
トドロキ「本来ならヒビキさんの調整がメインなワケなんですから、オレが叩けるか叩けないかとかは二の次でいい訳じゃないすか」
ヒビキ「や、確かにそうなんだけどさ」
トドロキ「でもそのわりには厳しいじゃないすか」
ヒビキ「そんなん、モノ教えるのに手え抜いて教えてどうすんだよ」
トドロキ「それだけっすか?」
ヒビキ「それだけだよ」
トドロキ「……もしかして、このままオレが弦の鬼じゃマズイとかってことなんじゃないんすか?」
ヒビキ「はあ?」
トドロキ「やっぱオレが音撃の後に清めの音をバラまいたりしてたのが、問題になって、オレに弦をやめさせようとかってことなんすか」
ヒビキ「あのな〜」
トドロキ「どうしても俺が太鼓叩かなきゃいけないワケがあるんなら教えて下さい!」
ヒビキ「ワケか……ワケね。 ま、ワケはそんなに大したことじゃないっていうか」
トドロキ「えーー!? ……だって、そんなワケもなく、こんな何日間も太鼓叩かせてたんすか」
ヒビキ「落ち着けっての(振り返って真顔となり)。 ひとことでいうなら、お前は鬼の新人で、オレは鬼の先輩だからってことかな」
トドロキ「はっ?」
-
ヒビキ「はい」
敏「大変、大変!となりの村に出たらしい」
-
ヒビキ「お前、遅いよ」
- 放送
-
ヒビキ「遅いね」
トドロキ「あ、すいません……」
ヒビキ「もうイライラするねえ」
トドロキ「……」
ヒビキ「トドロキ」
トドロキ「……あの、ヒビキさん」
ヒビキ「んー」
トドロキ「ちょっと、いいすか?」
ヒビキ「なに」
トドロキ「あのこんなことを新人のオレなんかが聞くのはヘンだと思いますし、夏に備えて調整してるヒビキさんの練習をこうやって止めちゃうのも申し訳ないなと思ってるんすけど——」
ヒビキ「よっと。前置きはいいから(苦笑せず)」
トドロキ「あ、すみません。 でもどうしても……身が入んなくて」
ヒビキ「……」
トドロキ「あ、いや、その今イチ乗れないっていうか……、これ以上弦のオレがいくら太鼓を練習したってヒビキさんたちにはかなわないわけですから……それならその分もっと弦の練習した方がいいんじゃないかって思って」
-
ヒビキ「けどまあ、今回はオレに付き合うって約束したんだからまあ最後までしっかり太鼓叩いていこうぜ」
トドロキ「……あの……、なんでそんなにオレに太鼓叩かせようとするんすか」
ヒビキ「……」
トドロキ「本来ならヒビキさんの調整がメインなワケなんすから、オレが叩けるとか叩けないとかそんなの二の次でいい訳じゃないすか」
ヒビキ「まあ、確かにそれはそうなんだけどさ」
カット
トドロキ「ヒビキさん。ちゃんと教えて下さいよ。 どうしても俺が太鼓を叩かなきゃいけないワケを」
ヒビキ「ワケか……ワケね。 あ、あのそんなに大したワケじゃないんだけどね」
トドロキ「えーー!? ……だって、そんなワケもなく、こんな何日間も俺に太鼓(ブクブク)」
ヒビキ「ちょっと、ちょっと。落ち着け(振り返って真顔となり)。 落ち……。何やってんだ、お前。溺れてしまうじゃないか、ほら。いいか、よく聞け、な。お前は鬼の新人で、オレは鬼の先輩だっていうことなんだよ」
トドロキ「え?」
ヒビキ「な」
-
カット
敏「大変だ、大変だ!となりの村に出たみてえだぞ」
-
ヒビキ「遅いね」
- 台本
- シーン 13. 『たちばな』・猛士の間
- 台本
-
おやっさん「どうやら奴らみたいでね」
-
おやっさん「どうやら奴らみたいでね」
- 放送
-
おやっさん「どうやら奴らみたいだね」
-
おやっさん「どうやら奴らみたいだね」
- 台本
- シーン 14. 飯田家の近く
- 台本
-
ヒビキ「ありがとうございます。
今トドロキがやってます……で、すいません、香須実に届けてもらいたいモノがあるんですけど」
と、丁度夏らしい装いに着替えた香須実が階段を駆け降りてくる。
おやっさん「(それをちらっと見ながら)どうぞ」
ヒビキ「(トドロキに背を向けて)あのお、トドロキ用のバチ……と音撃鼓をね、一応持ってきてもらえないかなと」
-
ヒビキ「つーか前にザンキさんが使ってた緑色のヤツです」
-
ヒビキ「ハイ、お願いします……ハイ。じゃ」
携帯を閉じトドロキに返すと、雷神から DA ボックスを下ろすヒビキ。 そんなヒビキに、
トドロキ「あの……ヒビキさん?」
ヒビキ「ん……」
トドロキ「このあとなんすけど」
ヒビキ「ああ。距離は近いから、とりあえず先に撒いてくぞ」
トドロキ「はい。いや、ですからその、オレ用のバチって」
ヒビキ「ああ、緑色のカッコイイバチ。 ザンキさんが使ってたの見た事ないか?」
DA ワシ、DA タカを入力していくヒビキ。
トドロキ「いや、カッコイイって……」
今はとにかく黙ってやれ、という感じで入力したディスクをトドロキにわたすヒビキ。 トドロキは、しかたなく入力したディスクをボックスに入れていく。
トドロキ「(オレとうなっちゃうんだろう……)」
-
ヒビキ「ありがとうございます。
今トドロキがやってます……で、すいません、香須実に届けてもらいたいモノがあるんですけど」
- 放送
-
ヒビキ「あ、ありがとうございます。
今ねトドロキがやってます……それでですね、あの、香須実に届けてもらいたいモノがあるんですけど」
と、丁度夏らしい装いに着替えた香須実が階段を駆け降りてくる。
おやっさん「(それをちらっと見ながら)何かな」
ヒビキ「(トドロキに背を向けて)あのですね、トドロキ用のバチと……それから音撃鼓をね、これ一式持ってきてもらいたいんですよ」
-
ヒビキ「つーか前にザンキさんが使ってた緑色のヤツですけどね」
-
ヒビキ「ハイ、それでお願いします……ハイ。じゃあね、ハイ」
カット
-
ヒビキ「あ、ありがとうございます。
今ねトドロキがやってます……それでですね、あの、香須実に届けてもらいたいモノがあるんですけど」
- 台本
- シーン 15. 『たちばな』・店内
- 台本
-
すると、奥からバチを入れた包みを持った香須実が飛び出してくる。
その後ろから日菜佳が火打石を持ってついていく。
明日夢「(客に気遣いつつ)いってらっしゃい」
香須実「いってきまーす」
出て行く香須実と日菜佳。 しかし、一旦店先に出たはずの日菜佳が、
日菜佳「明日夢君?」
と声をかける。 見ると店に入ってきたのは城南の制服を着た先刻のブラバンの部長だ。
明日夢「……あ」
部長「おう」
-
すると、奥からバチを入れた包みを持った香須実が飛び出してくる。
- 放送
-
すると、奥からバチを入れた包みを持った香須実が飛び出してくる。
明日夢「おお」
香須実「おっとっとっと」
明日夢「あ、お出掛けですか」
香須実「うん、いってきます」
明日夢「はい、いってらっしゃい」
出て行く香須実。 その後ろから日菜佳が火打石を持ってついていく。
明日夢・日菜佳「おお」
日菜佳「ごめんごめんごめんごめん」
明日夢「日菜佳さん」
日菜佳「はい、お見送りで」
出て行く日菜佳。 しかし、一旦店先に出たはずの日菜佳が、
日菜佳「明日夢君?」
と声をかける。
明日夢「はい」
日菜佳「お客さん」
見ると店に入ってきたのは城南の制服を着た先刻のブラバンの部長だ。
部長「おう」
明日夢「……あ、部長」
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すると、奥からバチを入れた包みを持った香須実が飛び出してくる。
- 台本
- シーン 17. 村はずれの田んぼの近く
- 台本
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雷神から烈雷を出してかつぐトドロキ。
それを見るヒビキ。
ヒビキ「あのさ」
トドロキ「ハイ」
ヒビキ「夏のバケモン相手だと、烈雷はあんま役たたないと思うけど」
トドロキ「えっ?!」
ヒビキ「童子たちにはいいけど、魔化魍が来たらやめとけよ」
トドロキ「はあ……」
そこへ先に放った DA ワシがやってくる。
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雷神から烈雷を出してかつぐトドロキ。
- 放送
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そこへ先に放った DA ワシがやってくる。
雷神から烈雷を出してかつぐトドロキ。
それを見るヒビキ。
トドロキ「当たりっすか」
ヒビキ「おう」
トドロキ「行きましょう」
ヒビキ「あのさ」
トドロキ「ハイ」
ヒビキ「夏のバケモン相手だと、烈雷は役にたたないんだ」
トドロキ「はい」
ヒビキ「童子たちにはいいけど、魔化魍が来たらやめとけよ」
トドロキ「……」
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そこへ先に放った DA ワシがやってくる。
- 台本
- シーン 18. 村はずれの田んぼ
- 台本
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村はずれの田んぼにやってくる童子と姫。
先刻の老人を引っ張ってきていた童子たち。 怪力で老人を田んぼに放り込む。
すると、田んぼの地面がうねうねと、まるで渦巻きのように蠢き、老人を呑み込んだ。
キレイに植えられていた稲が、どろまみれになる中、田んぼの一角から、ビュッと泥が一瞬噴水のように一条湧き立った。
そして「オードドドドル……」という不気味な鳴き声が響く。
「ヒヒヒ」と微笑む童子たち。
DA ワシに先導される形で駆けてくるヒビキとトドロキ。
前方で、今まさに犠牲者を魔化魍に与えたばかりの童子たちの姿が目に飛び込んでくる。
トドロキ「ヒビキさん!」
ヒビキ「(童子たちの様子から事態を察して、静かに怒る)ああ」
童子たちも、ヒビキらに気付いて、
童子「鬼か」
姫「鬼ごっこー!」
と、言うと童子と姫はいきなりすごいスピードで駆け出し始めた。
トドロキ「!」
ヒビキ「このぉ」
と、ヒビキも負けじと走って童子たちを追いかける。 慌ててついていくトドロキ。
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村はずれの田んぼにやってくる童子と姫。
- 放送
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シーン 18 丸ごとカット
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シーン 18 丸ごとカット
- 台本
- シーン 19. 『たちばな』・店の脇
- 台本
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部長「中学でドラムやってたから、ホイッスルとかは今イチっていうのは分かんだけどさ」
明日夢「あ、はい」
部長「けど今、大太鼓やスネアとかは諸田や野中がやってる訳じゃん」
明日夢「(頷く)……」
部長「お前の希望通りにならなかったからやりにくいのは分かるけど、今年はこれで行くしかないだろ」
明日夢「……」
部長「他のヤツだって、みんな希望通りってわけじゃないし、安達はウチ入んの遅かった訳だし(仕方ないよ)」
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部長「中学でドラムやってたから、ホイッスルとかは今イチっていうのは分かんだけどさ」
- 放送
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部長「中学のときドラムやってたから、ホイッスルとかは今イチっていうのはよく分かるんだけどさ」
明日夢「……」
部長「けど今、大太鼓やスネアとかは土田や大森がやってる訳じゃん」
明日夢「(頷かない)……」
部長「お前の希望通りにいかなくなったからやりにくいってのは分かるけどさ、今年はこれで行くしかないだろ」
明日夢「……」
部長「他のヤツだって、みんな希望通りってわけじゃないし、それに安達ウチ入るの遅かった訳だし(仕方ないよ)」
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部長「中学のときドラムやってたから、ホイッスルとかは今イチっていうのはよく分かるんだけどさ」
- 台本
- シーン 20. ヒビキの追跡
- 台本
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山道を走る童子たち。
それを追うヒビキ。
やや遅れて続くトドロキ。
童子たちの動きは非常に素早く、ヒビキを試すように、森を駆け抜けて行く。
それを追うヒビキ。 しかし、釣り橋のあたりまで追跡したところで童子たちの姿を見失ってしまう。
辺りをうかがいながら釣り橋に歩を進めるヒビキ。
すると、釣り橋の下からヒビキの前後へ童子らが飛び出してきた。
ヒビキを挟むように迫る童子たち。 ヒビキに近づきながら、みるみる内に怪童子と妖姫に変身していく。
その姿はこれまでの怪童子らとは違い白い姿だ。
そこへトドロキがようやく追いついてくる。
トドロキ「ヒビキさん」
そんなトドロキの声を合図にするかのように、口から泥をはいてヒビキを狙う怪童子たち。
ヒビキは咄嗟に釣り橋の手すりを乗り越え、釣り橋の下にぶら下がって攻撃を避けた。
ヒビキを確認するように、ヒビキが降りたところへ駆け寄ってくる怪童子たち。
すると怪童子たちがのぞく反対側から釣り橋の下を伝ってきたヒビキが現れる。
怪童子らをキックで蹴り飛ばすヒビキ。 怪童子らは橋から下へと落下した。
そこへようやくトドロキが合流した。
ヒビキ「追うぞ」
トドロキ「ハイ」
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釣り橋の下の渓谷へやってくるヒビキたち。
すると、川からいきなり怪童子らが襲いかかってきた。
怪童子と組み合うヒビキ。
-
トドロキ「おっしゃ」
傍らの烈雷を取り、気合いを入れて童子らに構える轟鬼。
弾き飛ばされたヒビキ、体勢を立て直しながら。
ヒビキ「お前なぁ」
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響鬼は腰から音撃棒を一本抜くと、音撃棒の先端にオレンジ色の炎の剣を発生させて童子たちに切り込んでいく。
だが、怪童子はこれまでの怪童子らとは異なり、素早い動きでその切っ先をかわしていく。
響鬼「お前ら、夏のヤツらだけのことはあるな」
響鬼は「ん!」と気合いを入れなおすと、それまでの振りかぶって叩くように切りつけるアクションから、中国拳法やフェンシングを思わせる素早い突きを主体としたアクションに切り替え、炎の剣で怪童子を攻めていく。
その響鬼の臨機応変な対応に、たじろぐ怪童子。
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怪童子を追い込んでいた響鬼、轟鬼のピンチを見ると、右手にもった炎の剣で怪童子を威嚇したまま、もう一本の音撃棒をすばやく左手で抜き、左の音撃棒の先端に火炎弾を作る。
そして、そのまま左手の音撃棒から火炎弾を妖姫に放った。
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山道を走る童子たち。
- 放送
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男「うまいな、これ」
童子「こんにちは」
姫「おいしそうですね」
男「食べます?」
童子「あ、はい」
姫「いただきます」
ヒビキ「かわいい顔して悪さばっかりしやがって」
童子「逃げろい」
山道を走る童子たち。
ヒビキ「お」
それを追うヒビキ。
トドロキ「すいません。この辺ちょっと物騒になっているもんで」
やや遅れて続くトドロキ。
カット
しかし、釣り橋のあたりまで追跡したところで童子たちの姿を見失ってしまう。
ヒビキ「どこ行った」
そこへトドロキがようやく追いついてくる。
トドロキ「ヒビキさん」
姫「こっちだよーい」
童子「うわあ」
みるみる内に怪童子と妖姫に変身していく。
その姿はこれまでの怪童子らとは違い白い姿だ。
口から泥をはいてヒビキを狙う怪童子。
ヒビキは咄嗟に釣り橋の手すりを乗り越え、釣り橋の下にぶら下がって攻撃を避けた。
カット
怪童子をキックで蹴り飛ばすヒビキ。 怪童子は橋から下へと落下した。
カット
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釣り橋の下の渓谷へやってくるヒビキ。
トドロキ「うわあ」
怪童子と組み合うヒビキ。
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カット
弾き飛ばされたヒビキ、体勢を立て直しながら。
ヒビキ「トドロキ」
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響鬼は腰から音撃棒を一本抜くと、音撃棒の先端にオレンジ色の炎の剣を発生させて怪童子(変身しているので、単純な間違い)に切り込んでいく。
怪童子「ええと、それなあに?うおお、危ない危ない」
だが、怪童子はこれまでの怪童子らとは異なり、素早い動きでその切っ先をかわしていく。
カット
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怪童子を追い込んでいた響鬼、轟鬼のピンチを見ると、左手にもった炎の剣で怪童子を威嚇したまま、もう一本の音撃棒をすばやく右手で抜き、右の音撃棒の先端に火炎弾を作る。
そして、そのまま右手の音撃棒から火炎弾を妖姫に放った。
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男「うまいな、これ」
- 台本
