#16「轟く鬼」
(脚本:大石 真司/監督:石田 秀範)
| 台本 | キャラクター | 俳優・声優/スーツアクター |
|---|---|---|
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ヒビキ/仮面ライダー響鬼 | 細川 茂樹/伊藤 慎 |
| 安達 明日夢 | 栩原 楽人 | |
| イブキ/仮面ライダー威吹鬼 | 渋江 譲二/押川 善文 | |
| トドロキ/仮面ライダー轟鬼 | 川口 真五/渡邊 淳 | |
| ザンキ/仮面ライダー斬鬼 | 松田 賢二 | |
| 持田 ひとみ | 森 絵梨佳 | |
| 天美 あきら | 秋山 奈々 | |
| 立花 香須実 | 蒲生 麻由 | |
| 立花 日菜佳 | 神戸 みゆき | |
| 立花 勢知郎 | 下條 アトム | |
| 安達 郁子 | 水木 薫 | |
| 童子 | 村田 充 | |
| 姫 | 芦名 星 | |
| ナレーション | 中田 浩二/中井 和哉 |
台本と放送を比較しました(台詞やト書きの細かい違いは省略)。
- シーン 1. オープニング
- 台本
-
明日夢「(前略)そんなある日、盲腸の手術のあと、退院した僕をヒビキさんが見舞いに来てくれました。
そしてヒビキさんの仲間の人たちは、その頃また戦いに立ち向かっていたようで……」
-
明日夢「(前略)そんなある日、盲腸の手術のあと、退院した僕をヒビキさんが見舞いに来てくれました。
- 放送
-
明日夢「(前略)そして、盲腸の手術のあと、退院した僕をヒビキさんが見舞いに来てくれました。
その頃ヒビキさんの仲間の人たちは、また戦いに立ち向かっていたようで……」
-
明日夢「(前略)そして、盲腸の手術のあと、退院した僕をヒビキさんが見舞いに来てくれました。
- 台本
- シーン 2. △△の■■近く
- 台本
-
斬鬼と変身戸田山、そしてヤマアラシの怪童子と妖姫が対峙している。
-
斬鬼「戸田山、さっきも言ったが、あとはお前に任せるからな」
変身戸田山「!(まさか)」
斬鬼「オレは童子たちをやる。 お前はヤマアラシをやってくれ」
と、斬鬼は怪童子を見据えたまま、バックルパーツの雷轟を押し付けるように変身戸田山に手渡した。
変身戸田山「えっ?(それって音撃斬を俺に決めろってことすか)」
その時、怪童子と妖姫が口を「カッ」と開き、次々と針を吐いた。
斬鬼はその針を避けながら、
斬鬼「頼んだぞ!」
と、地面に突き刺していた烈雷も戸田山に託すと、怪童子らに突進していった。
戸田山「あ。はい」
-
そして電撃のスパークを右の拳にまといながら、電パンチを妖姫に炸裂させた。
妖姫「ぐぁぁぁぁ」
断末魔の声をあげながら四散する妖姫。
-
地面に倒れていた変身戸田山が「くそ」とばかりに跳ね起き、倒れている斬鬼に近寄っていく。
変身戸田山「……斬鬼さん、すんませんでした」
斬鬼「(身体を起こしながら)ああ……」
-
斬鬼と変身戸田山、そしてヤマアラシの怪童子と妖姫が対峙している。
- 放送
-
変身した斬鬼が右膝を付く。
変身戸田山「斬鬼さん」
斬鬼と変身戸田山、そしてヤマアラシの怪童子と妖姫が対峙している。
-
烈雷を戸田山に託すと、
斬鬼「戸田山、いいか、あとはお前に任せるからな」
変身戸田山「!(まさか)」
斬鬼「オレは童子たちをやる。 お前はヤマアラシをやってくれ」
変身戸田山「あ」
と、斬鬼は怪童子を見据えたまま、バックルパーツの雷轟を押し付けるように変身戸田山に手渡した。
斬鬼「ほら」
変身戸田山「あ、や、斬鬼さん(それって音撃斬を俺に決めろってことすか)」
カット
斬鬼「頼んだぞ!」
怪童子らに突進していった。
変身戸田山(変身解除していないので、単純な間違い)「え。え。あ」
-
そして電撃のスパークを左の拳にまといながら、電パンチを妖姫に炸裂させた。
妖姫「ぐぁぁぁぁ」
断末魔の声をあげながら四散する妖姫。
斬鬼「戸田山!」
変身戸田山「はい」
-
地面に倒れていた変身戸田山が「くそ」とばかりに跳ね起き、斬鬼が近寄ってくる。
変身戸田山「……斬鬼さん、すいませんでした」
斬鬼「……」
変身戸田山「すいませんでした」
-
変身した斬鬼が右膝を付く。
- 台本
- シーン 3. 安達家 明日夢の部屋
- 台本
-
ベッドの上に浅く腰をかけ、気持ち半身を後ろに反らすような感じで両手をベッドについている明日夢。
ヒビキ「(アルバムをめくりながら)で……その後の調子は?」
明日夢「あ、はい……やっぱまだ手術したとこがうずく感じで」
ヒビキ「そっか……ま、でも若いからさ、割とすぐ良くなるんじゃないかな」
明日夢「(だといいんですが、と自信なさげに頷く)」
ヒビキ「(そんな明日夢の表情を見て)ほら、盲腸だけに『もうちょっとで治る』」
明日夢「(えっ)!?」
ヒビキ「(引いた表情を見てしまい、自信をなくして)な〜んちゃってな……(と小さい声になっていく)」
そんなヒビキを見てクスッとなる明日夢だが、そのことで傷がうずき、「いてて」となる。
ヒビキ「(おっと)」
そこへ、お盆にお茶とお菓子をのせた郁子が入って来て、
郁子「 すいません、お待たせいたしました 」
ヒビキ「あー、おかまいなく」
郁子「いーえ、もうヒビキさんにはいっつも明日夢がお世話になっちゃって。 あ、そういえばあんた、こないだのお礼ちゃんと言ったの? お見舞いに来てもらった時の」
明日夢「言ったよ(あーもう)」
ヒビキ「(微笑みながら)いただきます(とお茶を飲む)」
郁子「あーそう。……あ、そうそう。 そういえばこの子、ヒビキさんからもらったコンパス、すごく大事にしてるみたいで」
明日夢「!(何言い出してんだっつうの)」
ヒビキ「ほおー」
郁子「ね。ホラ。あんた何照れてんのよ」
明日夢「何がよ」
郁子「お母さんに見せてよ、ヒビキさんにもちゃんと見せてよ、アレ」
もう、一人で盛り上がらないでよと、思いつつ、明日夢はカバンからコンパスを出してヒビキに見せた。
そうか、大事にしてくれてるんだ……と頷くヒビキ。
そして、やたらニコニコしている郁子。
-
明日夢「あのヒビキさん。
ここちょっと狭いし
」
ヒビキ「んん?」
明日夢「身体動かすようにも言われてるんで、散歩に出ようと思うんですけど(いいですか?)」
郁子「 何よあんた折角ヒビキさんが来てくれたのに 」
ヒビキ「(お茶を飲んで)おし!じゃあ今日は天気もいいし、オレも少年が鍛えるのに付き合わせてもらおうかな」
明日夢「あ、ありがとうございます(やったー!)」
-
ベッドの上に浅く腰をかけ、気持ち半身を後ろに反らすような感じで両手をベッドについている明日夢。
- 放送
-
ベッドの上に浅く腰をかけ、両手を膝についている明日夢。
カット
そこへ、お盆にお茶をのせた郁子が入って来て、
郁子「 いいですか。 何か楽しそう。 お茶なんか持ってきて…… 」
ヒビキ「どうもお邪魔してます」
郁子「どうも遅くなりまして……」
ヒビキ「あ、どうも、おかまいなく、ぜんぜんね」
郁子「いえいえいえいえ、もうヒビキさんにはうちの明日夢がお世話になっちゃって、ありがとうございます。 明日夢、ホラ、お礼言ったの? この前のホラ、お見舞いに来て頂いた時の」
明日夢「言ったよ(あーもう)」
郁子「そう」
ヒビキ「(微笑みながら)じゃ、じゃ、いただきます(とお茶を飲む)」
郁子「あ、そうそう。 コンパスっていうんですか。 宝物なの。 見せてよ。 ヒビキさんにも見せてよ、ホラ。 アレ、ホラアレ」
もう、一人で盛り上がらないでよと、思いつつ、明日夢はカバンからコンパスを出してヒビキに見せた。
カット
そして、やたらニコニコしている郁子。
-
明日夢「あのヒビキさん。
身体動かすようにも言われてるんで、散歩に出ようと思うんですけど(いいですか?)」
郁子「 そうそう、後でね 」
ヒビキ「(お茶を置いて)そうね、うん!あの、天気もいいし、少年が鍛えるのにオレも付き合っちゃおうかな」
郁子「ちょっと何、来て下さったのに」
ヒビキ「お母さん、どうもお邪魔しました。早く着替えろよ。どうも」
郁子「つまんない。何?やだ」
-
ベッドの上に浅く腰をかけ、両手を膝についている明日夢。
- 台本
- シーン 4. 『たちばな』一階奥の間の前辺りの通路
- 台本
-
舞台は『たちばな』一階奥の間の前辺りの通路
-
地下から上がってきたおやっさんが、一階奥の間に上がっていく。
香須実と日菜佳が店の方から来ると「状況は?」という雰囲気で通路に立ったまま、おやっさんに話を聞いた。
おやっさん「(腰をおろしつつ)残念ながら童子と魔化魍は逃がしてしまったようだ。 サバキは石割君が病院に連れて行ったそうだ」
-
おやっさん「デビュー戦だな。
彼の頑張りを祈っていよう
」
日菜佳「はい」
香須実「あんたのイチオシらしく頑張ってくれるといいよね」
日菜佳「はい……(期待と不安)」
と、そこへイブキとあきらが「こんにちは」と来店する。
「いらっしゃい」と出て行く香須実と日菜佳。
おやっさんもそれに続いて座敷き出つつ、
おやっさん「若い鬼たち……頑張ってくれよ」
と、祈るように呟いた。
-
舞台は『たちばな』一階奥の間の前辺りの通路
- 放送
-
舞台は『たちばな』店内
-
おやっさんが、店に出てくる。
香須実と日菜佳が、おやっさんに話を聞いた。
日菜佳「どうでした?」
おやっさん「(腰をおろしつつ)残念ながら童子も魔化魍も逃がしてしまったらしい。 サバキは石割君が病院に連れて行ったそうだ」
-
おやっさん「デビュー戦だな」
カット
日菜佳「……(期待と不安)」
と、そこへイブキとあきらが「こんちは」と来店する。
会釈する香須実と日菜佳。
おやっさん「おう」
イブキ「え、どうしたの?」
香須実「実は……」
-
舞台は『たちばな』店内
- 台本
- シーン 5. ベースキャンプ
- 台本
-
戸田山「はい、いや、や、いきなり本番で、あの、今まで練習はしてきた訳なんですけど……」
ザンキ「(戸田山のいう事が尤もだと言う感じで)そうだよな、いきなりだったからな」
戸田山「あ、いや、いえ……すいません。いきなりっていうのはいい訳っす(ショボン)」
ザンキ「(微笑)」
戸田山「いや、あ、でも……やっぱオレなんかがザンキさんの代わりっていうのは……」
ザンキ「(やれやれ)それは、お前の思い込みだって。確かにさっきのはミスったが——」
戸田山「や、あの……」
ザンキ「ん?」
戸田山「ぶっちゃけ言ってしまうと……ですね」
ザンキ「ああ」
戸田山「オレ、とどめの音撃もそうなんですけど、基本的にはやっぱザンキさんあってのオレだって思ってるもんで……」
ザンキ「……(なるほど)」
戸田山「なんで、オレがとどめを刺すとかってのは(どうにも)」
ザンキ「わかった」
-
ザンキ「全て忘れろ」
戸田山「えーっ!?」
-
戸田山「はい、いや、や、いきなり本番で、あの、今まで練習はしてきた訳なんですけど……」
- 放送
-
戸田山「はい、いや、でも、いきなり本番だったんで、今まで練習はしてきたつもりなんすけど……」
ザンキ「(戸田山のいう事が尤もだと言う感じで)そうだよな、いきなりだったもんな」
戸田山「あ、いや、いきなりっていうのはいい訳っすね(ショボン)」
ザンキ「(微笑しない)」
戸田山「やっぱオレなんかがザンキさんの代わりっていうのは……」
ザンキ「(やれやれ)それは、お前の思い込みだって。ま、確かにさっきのはミスったけど——」
戸田山「いや、でも……」
ザンキ「ん?」
戸田山「ぶっちゃけて言ってしまうと……ですね」
ザンキ「ああ」
戸田山「オレ、とどめの音撃決めるのもそうなんですけど、やっぱ基本的にはザンキさんあってのオレだって思ってるもんで……」
ザンキ「……(なるほど)」
戸田山「なんで、オレがとどめ刺すとかってのはありえない気がしてるんですけど」
ザンキ「よし、わかった」
-
ザンキ「全て忘れろ」
カット
-
戸田山「はい、いや、でも、いきなり本番だったんで、今まで練習はしてきたつもりなんすけど……」
- 台本
- シーン 6. 森の中 池の近く
- 台本
-
童子「必ずやあの鬼を倒し、里をお前の針で貫いてやろうな」
-
童子「必ずやあの鬼を倒し、里をお前の針で貫いてやろうな」
- 放送
-
童子「必ずやあの鬼を倒し、里をお前の針で満たしてやろうな」
-
童子「必ずやあの鬼を倒し、里をお前の針で満たしてやろうな」
- 台本
- シーン 7. 柴又の街
- 台本
-
ヒビキ「……少年さぁ」
明日夢「ハイ」
ヒビキ「さっきのコンパス、いつも持ち歩いてくれてんの?」
明日夢「あ、はい(少し照れるようにポケットから出し、)わりといつも(持ってます)」
ヒビキ「そうかぁ……」
明日夢「あの……受験の時とかも一応自分的にはお守り代わりみたいな感じで……」
ヒビキ「なんだよ、それってスゴイ大事にしてくれてるってことなんじゃないの?」
明日夢「あ、いや、あの(照れ)」
ヒビキ「嬉しいね」
明日夢「(照れ)……こないだ入院した時も、コレがあったお陰で気が紛れたっていうか……」
ヒビキ「ん?」
明日夢「や、あの……入院するのは一週間ぐらいって分かってたんですけど……別にそんなにやることがなくて、でも時間が割りとあったりすると、何か不安になることもあって……」
ヒビキ「うん」
明日夢「そういう時、ヒビキさんからもらったコレを見ると頑張ろう、て気になれて」
ヒビキ「少年は自分を鍛えようとして頑張ってる訳だ」
明日夢「んーまあ(一応そうなんですかね)」
ヒビキ「そうか、そうか。やあ、なんとなくオレが少年に好感持ってたっていうか、どっかこう馬が合う感じ? そんな風に感じてたのは、元々少年が頑張ろうとするヤツだったからかもな」
明日夢「えっ(ヒビキさんにそう言われると意外というか、オレがか?)」
ヒビキ「や、なんか見込みがあるヤツっていうかさ」
明日夢「僕がですか?」
ヒビキ「おお」
明日夢「はあ」
ヒビキ「や、初めて見た時は真面目そうなヤツって感じで……頼りない感じもしてたけど」
と、明日夢の背中をはたいたりする。
明日夢「……(その通りかもだけど、頷くのもヘンだし……)」
ヒビキ「けどまあ、ま、オレと会って?」
明日夢「(微笑む)」
ヒビキ「バケモンも見て」
明日夢「ハイ」
ヒビキ「んでもってオレが鬼だってのも知って、その後高校も無事受かって」
明日夢「ハイ(笑)」
ヒビキ「おまけにこないだの(話し)?」
明日夢「え?」
ヒビキ「みどりから聞いたんだけど、万引きを見た時の話し……」
明日夢「あ、はい」
と、ヒビキらが歩いている近くで店先の荷物が崩れた。
ヒビキと明日夢はそれに気づいて積み直すのを手伝いはじめる。
ヒビキ「やっぱ間違ったことがまかり通っちゃうのは良くないことだよな」
明日夢「(静かに頷く)」
ヒビキ「ま、だからさ、そういう意味では少年は俺と似てるとこあんのかも知んないよな」
-
明日夢「あの、もしかして僕のこと弟子にって思ってます?」
ヒビキ「(え?!と動揺したのか、積み直していたモノを崩してしまう)」
明日夢「あ、すいません」
明日夢は恐縮してヒビキにも店の人にも謝った。
-
ヒビキ「……少年さぁ」
- 放送
-
ヒビキ「……少年さぁ」
カット
ヒビキ「あのコンパス、いつも持ち歩いてくれてんの?」
明日夢「あ、そうですね(少し照れるようにポケットから出し、)わりといつも(持ってます)」
ヒビキ「へへっ、そうかぁ……」
明日夢「あの……受験の時とかは一応自分的にはお守り代わりみたいな感じで……」
カット
ヒビキ「嬉しいね」
明日夢「(照れ)……あの、この前入院した時も、コレで気が紛れたっていうか……」
ヒビキ「ほう」
明日夢「入院するのは一週間くらいっていうのは分かってたんですけど……別にそんなにやることがなくて、でも割りと時間があったりすると、不安になったりもして……」
ヒビキ「うん」
明日夢「そういう時に、ヒビキさんにもらったコレを見ると頑張ろう、ていう気になれて」
ヒビキ「少年も自分を鍛えて頑張ろうとしている訳だ」
明日夢「んーまあ(一応そうなんですかね)」
ヒビキ「いやあの、何て言うかさ、その、まあオレが少年に好感を持ったっていうか、その馬が合う感じ? うまく言えないんだけどさ、なんか、そんな風にこう感じてたのは、元々少年が頑張ろうと、そういう風にこう思っているヤツだったからかも知れないな」
明日夢「えっ(ヒビキさんにそう言われると意外というか、オレがか?)」
ヒビキ「なんかこう、見込みがあるヤツっていうの」
明日夢「僕がですか?」
ヒビキ「うん」
カット
ヒビキ「あ、でもね、最初に会った時はなんか真面目そうでさ……頼りない感じだなっていうのはこう思ってたんだけどさ」
と、明日夢の背中をはたいたりしない。
明日夢「……(その通りかもだけど、頷くのもヘンだし……)」
ヒビキ「ま、でも、オレと会って?」
明日夢「(微笑まない)」
ヒビキ「バケモン見て」
明日夢「ハイ」
ヒビキ「んでもってオレが鬼だっていうのを知って、高校にも無事受かって」
明日夢「ハイ(笑)」
ヒビキ「あ、そうそう聞いたぞ、こないだの話し?」
明日夢「?」
ヒビキ「みどりから万引きの話し……」
明日夢「あ、はい」
カット
ヒビキ「まあでも、間違ったことがまかり通っちゃう世の中っていうのは良くないよな」
明日夢「(静かに頷く)」
ヒビキ「ま、そういう意味で俺と少年っていうのは似たところがあるのかも知んないよな」
-
明日夢「もしかして僕のこと弟子にって思ってます?」
ヒビキ「……」
カット
-
ヒビキ「……少年さぁ」
- 台本
- シーン 8. ベースキャンプ
- 台本
-
ザンキ「オレのやり方、オレの指示は忘れて、お前が自分の責任で自分流にやらんと、また失敗するだろ」
戸田山「……」
ザンキ「よし……悪い。ちょっと」
戸田山「え」
ザンキ「(トイレという仕種で立ち上がる)」
と、ザンキはベースキャンプから離れていく。
残された戸田山は烈雷を見る。
-
ザンキ「オレのやり方、オレの指示は忘れて、お前が自分の責任で自分流にやらんと、また失敗するだろ」
- 放送
-
ザンキ「オレのやり方、オレの指示は忘れて、お前が自分の責任で自分流にやらんと、また失敗するぞ」
戸田山「……」
カット
-
ザンキ「オレのやり方、オレの指示は忘れて、お前が自分の責任で自分流にやらんと、また失敗するぞ」
- 台本
- シーン 10. 江戸川 土手
- 台本
-
ヒビキ「だって少年、鬼になる気ないだろ?」
-
ヒビキ「(頷く。ちょっと残念だが、それはそれで安心)……でも、ま、少年は自分を鍛えていこうとしている訳だからさ。
そういう意味ではオレは少年の師匠っていうかさ、マスターでいられると思うわけさ」
明日夢「はい(笑顔がかがやく)」
頷き合う二人。
川面がキラキラと輝く。
ヒビキ「お〜し、じゃあ、オレはそろそろ戻るかな」
明日夢「あ、あのこないだ言われてたあきらさんをフォローする話しなんですけど」
ヒビキ「おお」
-
明日夢「登校したらまた——」
ヒビキ「おう、頼んだぜ」
明日夢「ハイ」
ヒビキ「じゃあな。 また『たちばな』に遊びに来てくれよな(と例のポーズ)」
明日夢「ハイ!」
-
ヒビキ「だって少年、鬼になる気ないだろ?」
- 放送
-
ヒビキ「少年も、鬼になる気ないだろ?」
-
ヒビキ「(頷く。ちょっと残念だが、それはそれで安心)……でも、ま、少年は自分なりに鍛えようとしている訳だし、ま、そういう意味ではオレが少年の師匠になれるかどうか分かんないけど、ま、何かあったらいつでも相談しに来いよ」
明日夢「はい(笑顔がかがやく)」
カット
ヒビキ「じゃあ、オレ行くわ」
明日夢「あ、あのこの前言ってたあきらさんをフォローするって話しなんですけど」
ヒビキ「おお、おお」
-
明日夢「だからあの、登校したらまた——」
ヒビキ「よろしく頼むな」
明日夢「ハイ」
ヒビキ「まあ、じゃあ、また『たちばな』に遊びに来いよ」
明日夢「ハイ!」
ヒビキ「おう、じゃあな(と例のポーズ)」
-
ヒビキ「少年も、鬼になる気ないだろ?」
- 台本
- シーン 11. 『たちばな』猛士の間
- 台本
-
おやっさん「あきらもなかなか学校行けなくて申し訳ないな」
-
イブキ「それで学校で友達とかもあまり作れなかったから……」
あきら「……」
イブキ「だからあきらには、なるべく学校に行って欲しいんだ」
-
おやっさん「あきらもなかなか学校行けなくて申し訳ないな」
- 放送
-
おやっさん「あきらも学校なかなか行けなくなっちゃって申し訳ないな」
-
イブキ「それで学校でも友達とかあまり作れなかったから……」
あきら「……」
イブキ「本当はあきらには、なるべく学校に行って欲しいんだけど」
-
おやっさん「あきらも学校なかなか行けなくなっちゃって申し訳ないな」
- 台本
- シーン 12. ベースキャンプ
- 台本
-
ビシッと烈雷をカッコよく決める戸田山。
するとそこへ、
ザンキ「いけそうだな」
と、ザンキがやってきた。
戸田山「あ、いや。あの、勝手にすいません」
ザンキ「んな、もうそれはお前のもんなんだからさ(と、テーブルの飲み物を手にする)」
戸田山「は。ああ(と、烈雷を元のところに返す)」
-
戸田山「ええ」
ザンキ「なんか現役でいるオレが悪者のように言われただろ(戸田山に並んで帰ってきた DA カエルを再生しつつ)」
戸田山「(微笑して)はい」
ザンキ「今思うと、オレはお前とやってるのが楽しかったのかもな」
戸田山「ザンキさん……」
ザンキ「(微笑)」
戸田山「オレもザンキさんとやってて楽しかったす。 いつまでもコンビでいたいんすけど……」
ザンキ「……すまんな、オレがいきなりギブアップでな」
戸田山「あ、いや(DA をセットしつつ再生)」
ザンキ「オレもまだまだ現役でやりたいが……」
戸田山「ザンキさん……」
-
ザンキ「頼んだぞ」
-
ビシッと烈雷をカッコよく決める戸田山。
- 放送
-
ビシッと烈雷をカッコよく決める戸田山。
戸田山が、『雷神』に走る。
-
戸田山「……」
ザンキ「なんか現役でいるオレが悪者みたいに言われただろ(戸田山に並んで帰ってきた DA カエルを再生せず)」
戸田山「(微笑して)はい」
ザンキ「今思うと、オレはお前とやってて楽しかったのかもな」
カット
戸田山「あ、いや、オレもザンキさんとやってて楽しかったす。 いつまでもコンビでいたいんすけど……」
ザンキ「……すまんな、オレがいきなりギブアップでな」
戸田山「……(DA をセットしつつ再生)」
ザンキ「オレもまだまだ現役でやりたいが……」
戸田山「……」
-
ザンキ「頼んだぞ。頼んだぞ」
-
ビシッと烈雷をカッコよく決める戸田山。
- 台本
- シーン 13. 『たちばな』店内
- 台本
-
ヒビキ「ただいま」
と、ヒビキが戻ってくる。
店内に客はいない。
店番の香須実と日菜佳がヒビキを迎えて、
香須実「お帰りなさい」
ヒビキ「イブキたちはもう帰った?」
下下と、指でジェスチャアする香須実。
ヒビキ「あ、そう」
香須実「ヒビキさん。 ザンキさんの代わりに戸田山くんが今日もう独立するっていうのは 」
ヒビキ「え、そうなの。 ああ、レンチャンか……日菜佳ちゃん的にはちょい心配? 」
日菜佳「(本音を殺して)や、でも彼ならやってくれると信じてます」
ヒビキ「そうだよな(そっか戸田山デビューか)」
と言いながら、ヒビキは店の奥に向かった。
-
ヒビキ「ただいま」
- 放送
-
ヒビキ「ただいま」
と、ヒビキが戻ってくる。
店内に客はいない。
ヒビキ「あ?ただいま!よっ、ただいま!」
店番の香須実と日菜佳がヒビキを迎えて、
香須実「お帰りなさい」
ヒビキ「おう。ただいま、あのイブキたちはもう帰った?」
奥奥と、指でジェスチャアする香須実。
ヒビキ「あ、そう」
香須実「あ、ちょっとヒビキさん。 それより、さっき電話があって、ザンキさんが引退するって 」
ヒビキ「え、引退って。 何それ、ホント? 」
香須実「うん。それでザンキさんの代わりに戸田山くんが、もう今日デビューするんだって」
ヒビキ「そうなの」
-
ヒビキ「ただいま」
- 台本
- シーン 14. ベースキャンプ近くの林の中
- 台本
-
ヒビキ「お仕事中にすいません」
(以下はカットバックで)
ザンキ「おお、ヒビキ。なんだよ」
ヒビキ「いや、聞きましたよザンキさん」
ザンキ「ああ(それか)。そういうことだよ」
ヒビキ「でもまた、急ですね」
ザンキ「身体がいう事聞いてくれなくてさ」
ヒビキ「そうですか、残念です」
ザンキ「オレも残念だ」
ヒビキ「お疲れ様でした」
ザンキ「ああ、ありがとう」
ヒビキ「戸田山は」
-
ヒビキ「戸田山?」
戸田山「ああ、ヒビキさん」
ヒビキ「お前いきなり大変みたいだけど」
戸田山「いや、んなことないっすよ」
ヒビキ「まーたまた、緊張してんだろ」
戸田山「んな、やめてくださいよ」
ヒビキ「緊張してると、結構ヤバイぞ」
戸田山「やめて下さいって、もう」
ヒビキ「戸田山」
戸田山「はい」
ヒビキ「ま、みんなで応援してるからさ、頑張れよ」
戸田山「はい」
-
ヒビキ「お仕事中にすいません」
- 放送
-
ヒビキ「あ、もしもし」
(以下はカットバックで)
ザンキ「おお、ヒビキ。どうした」
ヒビキ「聞きましたよザンキさん」
ザンキ「ああ(それか)。そうなんだよ」
ヒビキ「またまた、急ですよね」
ザンキ「ああ、身体がいう事聞いてくれなくてさ」
ヒビキ「ははは。そうですか、残念ですね」
ザンキ「ああ、オレも残念だ」
ヒビキ「あの、色々ありがとうございました」
ザンキ「ああ、ありがとう」
ヒビキ「ははは。あの、戸田山は」
-
カット
ヒビキ「いきなり大変だな、お前」
戸田山「いや、んなことないっすよ」
ヒビキ「ん?緊張してんじゃねえか」
戸田山「やめてくださいよ」
ヒビキ「でもな、緊張してると、結構ヤバイぞ」
戸田山「あ、は、はい」
ヒビキ「ははは。戸田山」
戸田山「はい」
ヒビキ「戸田山は戸田山なんだから、頑張れよ」
戸田山「はい、ありがとうございます」
ヒビキ「みんなも応援してるから」
戸田山「はい」
ヒビキ「おう。じゃあな」
戸田山「はい、失礼します」
-
ヒビキ「あ、もしもし」
- 台本
- シーン 15. 江戸川土手
- 台本
-
シーン 14 の後
-
明日夢「あ?(今なんか言っちゃった)」
ひとみ「……」
-
シーン 14 の後
- 放送
-
シーン 17 の後
-
明日夢「あ、いやいや。俺、ブラバン入ろうかと思ってさ」
ひとみ「え、ホント?」
明日夢「うん」
-
シーン 17 の後
- 台本
- シーン 16. 池の近く
- 台本
-
すると、突然ビュッと針が飛んできて戸田山の足元に突き刺さった。
戸田山「!」
見ると、木の陰から童子が現れる。
童子「今度は(胸をさして)ここを射抜くぞ」
一瞬たじろぐ戸田山。
しかし、いかんいかんと自らの頬をパンパンパンとはり、気合いをいれる。
戸田山「このバケモノが」
戸田山はそう叫ぶと、ブレスの鎖を引いて弦を出し、ピンと爪弾く。
ブレスを額にかざすと、そして「ダァ」というかけ声と共に電撃を発生させ、変身していく。
童子もまた素早く怪童子に変身すると、口から針を吹いた。
しかし、針は変身中の電撃によってはじかれてしまう。
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烈雷をヤマアラシの腹に突き立てた。
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ザンキ「戸田山、まだオレを真似てるぞ」
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その間にヤマアラシはごろんと転がり、針を変身戸田山に向けてくる。
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そして、ヤマアラシの針攻撃が一旦途絶えた隙に今度はヤマアラシの背中に烈雷を突き立てた。
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そこへ「お見事お見事」と、ザンキがあらわれた。
戸田山はドサッと地面にうっ伏すと、顔だけ変身を解き、
戸田山「……ザンキさん」
ザンキ「やったな」
戸田山「はい」
ザンキ「よっし。お前は今日からオレの名前を継いで斬鬼だ」
-
ザンキ「(やれやれと微笑して)じゃあなんて名乗るつもりだ」
戸田山「えっ、それは……」
-
戸田山「あ、は、えーと、ハハハハ(バツがわるそう)」
ザンキ「(微笑)」
-
すると、突然ビュッと針が飛んできて戸田山の足元に突き刺さった。
- 放送
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すると、突然ビュッと針が飛んできてザンキの足元に突き刺さった。
ザンキ「!」
見ると、木の陰から怪童子が現れる。
怪童子「次は(胸をさして)ここを射抜くぞ」
カット
戸田山「このバケモンが」
戸田山はそう叫ぶと、ブレスの鎖を引いて弦を出し、ピンと爪弾く。
ブレスを額にかざすと、そして「ダァ」というかけ声と共に電撃を発生させ、変身していく。
カット
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烈雷をヤマアラシの足に突き立てた。
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ザンキ「戸田山、オレを真似るな、自分流で行け」
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その間にヤマアラシはごろんと転がらず、針を変身戸田山に向けてくる。
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そして、ヤマアラシの針攻撃が一旦途絶えた隙に今度はヤマアラシの足に烈雷を突き立てた。
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そこへ、ザンキがあらわれた。
戸田山「……ザンキさん」
戸田山はドサッと地面にうっ伏すと、顔だけ変身を解き、
ザンキ「よくやった」
戸田山「はい」
ザンキ「よっし。今日からお前はオレの名前を継いで斬鬼だ」
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ザンキ「(やれやれと微笑して)じゃあお前なんて名乗るつもりだ」
戸田山「あっ、いや、それは……」
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戸田山「あ、は、すいません。ちょっとザンキさん、ザンキさん、ちょっとザンキさん」
カット
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すると、突然ビュッと針が飛んできてザンキの足元に突き刺さった。
- 台本
- シーン 17. モンタージュ
- 台本
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店内では日菜佳が思わずあきらと手をとって喜んでいる。
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店内では日菜佳が思わずあきらと手をとって喜んでいる。
- 放送
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店内では日菜佳が思わず座り込んで喜んでいる。
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店内では日菜佳が思わず座り込んで喜んでいる。
- 台本
- シーン 18. ベースキャンプ
- 台本
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焚き火で食事を作っている戸田山とザンキ。
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ザンキ「じゃあ轟鬼でどうだ?」
戸田山「え!?トドロキっすか、や、いいすねぇ。いいと思います(嬉しそう)」
ザンキ「(微笑)」
戸田山「え、でもあのそれはもしかしてオレの戦ってるとこの雰囲気とかから付けてもらったんすか?」
ザンキ「調子に乗るなよ。 戸田山だからトドロキだ。 戸田山の『と』を取ってトドロキ」
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ザンキ「やっぱお前にはカッコ良過ぎるかな」
戸田山「ちょーーっと待って下さいよぉ!」
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焚き火で食事を作っている戸田山とザンキ。
- 放送
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荷物を片付けている戸田山とザンキ。
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ザンキ「じゃああれだ、轟鬼でどうだ?」
戸田山「え!?トドロキっすか、ああ、いいすねぇ。いいと思いますよ(嬉しそう)」
ザンキ「(微笑しない)」
戸田山「あ、でもそれってあれですか?オレの戦ってる雰囲気とかから付けてもらったんすかね?」
ザンキ「調子に乗んなよ。 戸田山だからトドロキなんだよ。 戸田山の『と』を取ってトドロキ」
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ザンキ「でも、やっぱお前にはカッコ良過ぎるか?な」
戸田山「いや、ちょーーっと待って下さいよ、ザンキさん!ちょっとちょっとザンキさん。まだありますって。まだありますって、ザンキさん」
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荷物を片付けている戸田山とザンキ。
- 台本
