#15「鈍る雷」
(脚本:大石 真司/監督:石田 秀範)
| 台本 | キャラクター | 俳優・声優/スーツアクター |
|---|---|---|
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ヒビキ/仮面ライダー響鬼 | 細川 茂樹/伊藤 慎 |
| 安達 明日夢 | 栩原 楽人 | |
| イブキ/仮面ライダー威吹鬼 | 渋江 譲二/押川 善文 | |
| トドロキ/仮面ライダー轟鬼 | 川口 真五/渡邊 淳 | |
| ザンキ/仮面ライダー斬鬼 | 松田 賢二 | |
| 仮面ライダー裁鬼 | 狩山 俊輔/柴崎 貴行 | |
| 持田 ひとみ | 森 絵梨佳 | |
| 天美 あきら | 秋山 奈々 | |
| 立花 香須実 | 蒲生 麻由 | |
| 立花 日菜佳 | 神戸 みゆき | |
| 立花 勢知郎 | 下條 アトム | |
| 安達 郁子 | 水木 薫 | |
| 童子 | 村田 充 | |
| 姫 | 芦名 星 | |
| ナレーション | 中田 浩二/中井 和哉 |
台本と放送を比較しました(台詞やト書きの細かい違いは省略)。
- シーン 2. 安達家 明日夢の部屋
- 台本
-
ゴムは戻ってガーゼの辺りを「パチン!」と直撃する!
明日夢「OH!」
痛みで身体を大きく曲げながらも、必死になって携帯に出る明日夢。
明日夢「あ、はい(痛ってぇ……)安達です」
-
ゴムは戻ってガーゼの辺りを「パチン!」と直撃する!
- 放送
-
ゴムは戻ってガーゼの辺りを「パチン!」と直撃する!
明日夢「痛っ!」
痛みで身体を大きく曲げながらも、必死になって携帯に出る明日夢。
明日夢「はい、もしもし」
-
ゴムは戻ってガーゼの辺りを「パチン!」と直撃する!
- 台本
- シーン 3. 持田家の一室
- 台本
-
明日夢「(ベッドに横たわりつつ)ん、や、起きてたけど(いててててぇ)」
-
ひとみ「あ!リハビリにお散歩とかどうかなって思って」
明日夢「いいけど(あー痛)。 持田、暇なの 」
ひとみ「午後になったら多分出られると思う」
明日夢「あ、そう(まだ痛い)」
ひとみ「じゃあ、また後で電話するね」
明日夢「おお(と、電話を切って)」
-
と、郁子がいきなりドアを開けてやってきた。
明日夢は思わずまた、ズボンのゴムから手を離し、ゴムはパチンと傷跡を直撃。
明日夢「!」
身体をふたつに折って、痛みのあまり固まった風になってしまう。
そんな様子を見て「?」となる郁子。
-
明日夢「(ベッドに横たわりつつ)ん、や、起きてたけど(いててててぇ)」
- 放送
-
明日夢「(ベッドに横たわりつつ)ん、や、起きてたよ(いててててぇ)」
-
ひとみ「あ!リハビリにお散歩とかどうかなって思って」
明日夢「ああ、いいよ(あー痛)」
カット
ひとみ「じゃあ、お昼すぎに電話するね」
明日夢「うん(と、電話を切って)」
-
と、郁子がいきなりドアを開けてやってきた。
明日夢「飲んだよ。え?え?」
カット
-
明日夢「(ベッドに横たわりつつ)ん、や、起きてたよ(いててててぇ)」
- 台本
- シーン 4. ○○地方 林の中
- 台本
-
車からギター状の何かを取り出したかと思うと、男たちはすぐさま走り出す。
-
一方、その近くでは、バーベキューを楽しむ観光客たちがいた。
-
なんだか分からず「?」としている観光客。
その後ろに今度は手にギター状のモノを持った男が走りこんでくる。
-
観光客は後方で待っていたもう一人の男の方に投げられる。
が、少し距離が足りなかったようで、男がサッと走りこむ形で観光客を受け取った。
戸田山だ。
それをチラッと見るザンキ。
ザンキ「……(足りなかったか)」
観光客はそのまま戸田山にかつがれて、その場から離されていった。
姫「ちょっと邪魔したね」
-
大急ぎで戸田山が駆け戻ってきて戦列に加わった。
目と目で「大丈夫か」「問題なしです」と合図するザンキと戸田山。
ザンキは音撃弦・烈雷を地面に突き刺すと、変身鬼弦・音錠(ブレス)の鎖を引き、弦を引き出す。
ザンキと全く同じブレスをしている戸田山も、ザンキと同じアクションでそれに続いた。
ザンキ「戸田山……」
戸田山「はい!」
ザンキ「……行くぞ」
戸田山「はい!」
-
怪童子・妖姫「鬼め……」
-
しかし、軸足に力が入らないのか、妖姫が空中ギリギリに迫ってから、ようやくズバッと烈雷を振るい、眼前で妖姫を一刀両断する!
-
それを「!」と見る怪童子。
不利と考えたのか、すばやく林から川原の方へ飛び出して川の上流へと逃げていく。
慌ててそれを追う変身戸田山。
斬鬼は、まるで血のりを落とすように烈雷をビュッとひと振りし、身体についた妖姫の残骸を払った。
斬鬼「……」
逃げる怪童子を追う変身戸田山の健脚が川べりを走り——
-
車からギター状の何かを取り出したかと思うと、男たちはすぐさま走り出す。
- 放送
-
車からギター状の何かを取り出したかと思うと、男たちはすぐさま走り出す。
戸田山「大丈夫すか」
-
一方、その近くでは、釣り帰りの中学生たち(以下同)がいた。
-
なんだか分からず「?」としている中学生。
その後ろに今度は手にギター状のモノを持った男が歩いてくる。
-
中学生は後方で待っていたもう一人の男の方に投げられる。
カット
姫「ちょっと邪魔したね」
-
大急ぎで戸田山が駆け戻ってきて戦列に加わった。
ザンキ「戸田山……」
戸田山「はい!」
ザンキ「……行くぞ」
戸田山「はい!」
ザンキは音撃弦・烈雷を地面に置くと、変身鬼弦・音錠(ブレス)の鎖を引き、弦を引き出す。
ザンキと全く同じブレスをしている戸田山も、ザンキと同じアクションでそれに続いた。
-
妖姫「鬼め……」
-
しかし、軸足に力が入らないのか、妖姫が空中ギリギリに迫ってから、ようやくズバッと烈雷を振るい損ねて、体勢を立て直してから妖姫を一刀両断する!
-
それを「!」と見る怪童子。
不利と考えたのか、すばやく林から川原の方へ飛び出して川の上流へと逃げていく。
変身戸田山「斬鬼さん、大丈夫ですか」
斬鬼「追え」
変身戸田山「はい」
慌ててそれを追う変身戸田山。
斬鬼「……」
逃げる怪童子を追う変身戸田山の健脚が川べりを走り——
斬鬼は、まるで血のりを落とすように烈雷をビュッとひと振りし、身体についた妖姫の残骸を払った。
-
車からギター状の何かを取り出したかと思うと、男たちはすぐさま走り出す。
- 台本
- シーン 5. 柴又 バイクショップ前
- 台本
-
傍らでメンテナンスをしているバイクのエンジン音が轟いている中、「みんなで一緒に鍛えるぞ」的な内容の替え歌を歌いながらヒビキがランニングしてくる。
イブキ、あきらがそれに続いている。
ヒビキは店の前にさしかかると、バイクショップに並ぶマシンたちを横目で見ながら、歩調が遅くなっていく。
それに合わせて歩調をゆるめるイブキとあきら。
-
ヒビキ「(妙に照れて)まあね、まあね」
-
ヒビキ「まあ、そこまで言うと大袈裟だと思うんだけどさ」
イブキ「でもヒビキさんにはお似合いだと思いますよ、きっと」
あきら「イブキさん……(こないだのことお忘れですか)」
ヒビキ「 !?え、そおかな。そおかな。 ホントに? じゃあ頑張らせてもらっちゃおうかなぁ 」
と、そこへ店主が現れ、
店主「お買い上げ?」
ヒビキ「え!?いや、そおいう訳じゃねぇ?……ハハハ」
とか言いながらヒビキは慌ててその場を走り去った。
イブキとあきらも、店主に愛想笑いしながら、その後を追った。
-
傍らでメンテナンスをしているバイクのエンジン音が轟いている中、「みんなで一緒に鍛えるぞ」的な内容の替え歌を歌いながらヒビキがランニングしてくる。
- 放送
-
傍らでメンテナンスをしているバイクのエンジン音が轟いていない中、「みんなで一緒に鍛えるぞ」的な内容の替え歌を歌わずにヒビキがランニングしてくる。
イブキ、あきらがそれに続いている。
ヒビキは店を通り過ぎてから歩いて戻る。
それに合わせて歩いて戻るイブキとあきら。
-
ヒビキ「(妙に照れて)まあね」
-
ヒビキ「うん、まあ、でもそんな大袈裟じゃない気もするけどな」
イブキ「でもヒビキさんにはお似合いだと思いますよ、きっと」
ヒビキ「 あ、そう? ホント? へへ、そうか、じゃあ運転できるように頑張っちゃおうかなぁ、へへ 」
あきら「イブキさん」
イブキ「はい」
あきら「こないだのこと」
カット
-
傍らでメンテナンスをしているバイクのエンジン音が轟いていない中、「みんなで一緒に鍛えるぞ」的な内容の替え歌を歌わずにヒビキがランニングしてくる。
- 台本
- シーン 6. ○○地方 川原 上流
- 台本
-
変身戸田山「ハイ、スイマセン」
斬鬼「 オレに謝ってもみつからん。 二手に別れるか」
と、その時。
崖の上の方からガラガラっという音がしたかと思うと、巨石が斬鬼たちの上に降り注いできた。
-
変身戸田山は、師匠の烈雷を回収しようと怪童子の絶命したところに駆け寄っていくが、その時、川の上流から「ンキィ、ンキィ」という独特の音が聞こえてくる。
変身戸田山が見ると、曲がりくねった上流の方から、ぬっと萌葱色の巨大魔化魍バケガニが現れた。
変身戸田山「!」
烈雷を回収する変身戸田山にハサミを突き出すバケガニ。
戸田山はそれを避けると、少し離れていた斬鬼に、
変身戸田山「斬鬼さん!」
と、烈雷を投げわたした。
斬鬼「(キャッチしつつ)戸田山」
変身戸田山「ハイ(バケガニから距離をとりつつ)」
斬鬼「とにかくよく見てろよ(と、烈雷を構えてバケガニに突進していく)」
-
その震動がバケガニの体内に響きわたり、バケガニは激しく痙攣。
そしてその痙攣が一瞬おさまると……バシャーンと大きな水しぶきあげた。
ふぅ、なんとかやったか、といった風に息をつく斬鬼だが……。
変身戸田山「斬鬼さん!」
戸田山の声に、ン!となる斬鬼。
すると、完全に絶命して爆発していなかったバケガニが、むくっと起き上がり、背後から斬鬼に迫っていた。
斬鬼「!」
襲い来るバケガニを背にして、思わず身をかがめる斬鬼。
激しい水しぶきが巻きおこる中、斬鬼は音撃モードのまま持っていた烈雷を、迫るバケガニに咄嗟に突きたてた。
-
バケガニはその音撃をうけ、激しく痙攣すると、やがて力尽きたように背中から川に倒れこみ、ドカーンと水柱をたてて四散した。
少し離れたところで見ていた変身戸田山は、首から上の変身を解き、
変身戸田山「斬鬼さん」
と、少し心配そうに斬鬼に駆け寄ってくる。
斬鬼も首から上の変身を解くと、身体が相当辛いのか、一抹の苦悶の表情をみせた。
斬鬼「ああ……」
変身戸田山「……(?斬鬼らしくないけど)」
-
変身戸田山「ハイ、スイマセン」
- 放送
-
変身戸田山「ハイ、スイマセンでした」
斬鬼「 いや、オレのせいだ。 二手に別れようか」
と、その時。
崖の上の方からガラガラっという音がしたかと思うと、巨石が変身戸田山の上に降り注いできた。
-
変身戸田山は、師匠の烈雷を回収して斬鬼にわたす。
斬鬼「大丈夫か」
変身戸田山「はい」
その時、川の上流から「ンキィ、ンキィ」という独特の音が聞こえてくる。
変身戸田山が見ると、曲がりくねった上流の方から、ぬっと萌葱色の巨大魔化魍バケガニが現れた。
カット
斬鬼「戸田山」
カット
斬鬼「よく見とけ(と、烈雷を構えてバケガニに突進していく)」
-
その震動がバケガニの体内に響きわたり、バケガニは激しく痙攣。
そしてその痙攣が一瞬おさまると……斬鬼を振り飛ばした。
カット
バケガニが、斬鬼に覆い被さった。
変身戸田山「斬鬼さん!」
カット
激しい水しぶきが巻きおこる中、斬鬼は音撃モードのまま持っていた烈雷を、迫るバケガニに咄嗟に突きたてた。
-
バケガニはその音撃をうけ、激しく痙攣すると、やがて力尽きたように背中から川に倒れこみ、ドカーンと水柱をたてて四散した。
変身戸田山「斬鬼さん!」
斬鬼は首から上の変身を解くと、身体が相当辛いのか、一抹の苦悶の表情をみせた。
少し離れたところで見ていた変身戸田山は、首から上の変身を解かず、
変身戸田山「斬鬼さん」
と、少し心配そうに斬鬼に歩み寄ってくる。
カット
-
変身戸田山「ハイ、スイマセンでした」
- 台本
- シーン 7. 江戸川 土手
- 台本
-
少し離れたところから、その様子をあきらが熱心に見つめている。
そしてその傍らにはヒビキ。
-
ヒビキ「すごい早いテンポで来てるよな、ここまで」
-
ヒビキ「集中力っていうか……精神力だな」
あきら「いえ、イブキさんの指導のおかげだと思います」
ヒビキ「ほー」
-
ヒビキ「ま、そういう風に言う人もいるけどね」
あきら「……」
ヒビキ「次はいよいよ鬼だな」
あきら「ハイ」
ヒビキ「やっぱ早くなりたい? 鬼に変われるように?」
-
ヒビキ「そう、そうなんだよ。
焦りは禁物ね。
ま、君のお師匠さんの場合まだ若いし。
引退まであと 15 年ぐらいあるからゆっくり色んなことを教わってけばいいんじゃないかな
」
あきら「(頷きイブキを改めて見る)」
-
少し離れたところから、その様子をあきらが熱心に見つめている。
- 放送
-
少し離れたところで、あきらも同じ動作をしている。
そしてその傍らにはヒビキが来る。
ヒビキ「よう。はい」
あきら「ありがとうございます」
-
ヒビキ「すごい早いテンポでここまで来てるよな」
-
ヒビキ「集中力……いや精神力だな」
あきら「いえ、イブキさんの指導のおかげだと思います」
ヒビキ「ほー、感心感心」
-
ヒビキ「まあね、そういう風に言う人もいるけどね」
あきら「……」
ヒビキ「あきら」
あきら「ハイ」
ヒビキ「次はいよいよ鬼だな」
あきら「ハイ。 今、序の 6 段ですから 」
ヒビキ「やっぱ早くなりたい? 鬼に変わりたい?」
-
ヒビキ「そう、そうね。
焦りは禁物。
うん、ま、君のお師匠さんの場合バリバリの現役だしまだ若いし。
ま、そんな早くガタは来ないだろうしな
」
あきら「(頷きイブキを改めて見る)」
ヒビキ「ま、ゆっくり色んなこと教わってけばいいよ」
-
少し離れたところで、あきらも同じ動作をしている。
- 台本
- シーン 8. 『たちばな』店内
- 台本
-
店にはまだ客はおらず、香須実がテーブルを拭いている。
店内には「アルバイト募集中」の張り紙が。
-
日菜佳「あー、戸田山くん(嬉しそうにルンルンした感じで)。お久しぶり」
香須実はそんな日菜佳の様子を呆れ顔で見ながら、日菜佳が花瓶に入れたカスミソウの形を直したりしている。
戸田山「あ、どうも。あ、久しぶりっすかね。ども。えっ」
-
戸田山「あ、いや、そんで、バケガニなんすけど」
日菜佳「あ、もう、やっつけたんだ?!さ〜すがザンキさん。 戸田山くんもお疲れさんです」
戸田山「あ、ああ。 いや、オレは別にそんなに役に立っていないし、やっぱ師匠がもう、めちゃくちゃすごいすから」
日菜佳「またコンビ復活でよかったね。 因みにあたしたちの方のコンビの今後なんだけど」
戸田山「え!……いや、その、それは……」
と、しどろもどろする戸田山を片目をあけてチラッと見るザンキ。
戸田山はそれに気付いてさらに緊張し、
戸田山「いや、だから、その辺の話はですね……」
フッと笑うザンキ。
かしてみ、と戸田山に合図する。
戸田山「(ハイと目で返し)ゴメン、あの、じゃちょっとね」
とか言いながらザンキに電話をわらす戸田山。
日菜佳「(戸田山に話しかけているつもりで)今度はアタシがどのお店に行くかとか、ちゃんと調べときますから……」
ザンキ「(日菜佳の喋りの区切りを見計らって)ザンキです」
日菜佳「あ! (バツが悪そうに)ああ。ザンキさん。スイマセンです、ハイ 」
ザンキ「(微笑)あのさ、おやっさんいるかな」
日菜佳「あ、父上は今ちょっと外してまして」
ザンキ「あ、そう。じゃあ伝えておいて欲しいことがあるんだけど」
日菜佳「はあ……えーー!?」
香須実「?」
-
店にはまだ客はおらず、香須実がテーブルを拭いている。
- 放送
-
香須実「♪アルアル、バイバイ、アルバイト。早く来てよね、待ってるよ。美味しいお団子食べ放題」
店にはまだ客はおらず、香須実が「アルバイト募集中」の張り紙を書いている。
-
日菜佳「はい。あー、戸田山くん(嬉しそうにルンルンした感じで)。お久しぶり」
カット
戸田山「あ、どうも。あ、久しぶりっすかね。えっ」
-
戸田山「あ、そんで、バケガニなんすけど」
日菜佳「もう、やっつけたんだ?!さ〜すがザンキさん。 戸田山くんもお疲れさまです」
戸田山「あ、ああ。 いや、オレは別に何も、やっぱ師匠がめちゃくちゃすごいすから」
日菜佳「またコンビ復活でよかったね。 因みにあたしたちの方のコンビの今後なんですけど」
戸田山「え!いやいやいや、だから、その辺の話はですね……」
と、しどろもどろする戸田山を両目をあけてチラッと見るザンキ。
カット
かしてみ、と戸田山に合図する。
戸田山「(ハイと目で返し)あ、ゴメン、あの、ちょっと」
とか言いながらザンキに電話をわらす戸田山。
日菜佳「(戸田山に話しかけているつもりで)今度はアタシがどこに行くかとか、もうちゃんと調べときますから…… あ、でもやっぱ戸田山くん的には、回転寿司は外せないんだよね 」
ザンキ「(日菜佳の喋りの区切りを見計らって)ザンキです」
日菜佳「あ!」
ザンキ「おやっさんいるかな」
日菜佳「父上。いや、父上は今ちょっと外しておりまして」
ザンキ「あ、そう。じゃあ伝えておいて欲しいことがあるんだけど」
日菜佳「はい?」
カット
-
香須実「♪アルアル、バイバイ、アルバイト。早く来てよね、待ってるよ。美味しいお団子食べ放題」
- 台本
- シーン 11. 柴又 スーパー「たじま」店の前
- 台本
-
ランニング中のヒビキとイブキたちがやってくる。
ヒビキ、ちょっと寄っていくからという仕草を見せるとスーパーに入っていく。
イブキとあきらもそれに続く。
-
ランニング中のヒビキとイブキたちがやってくる。
- 放送
-
シーン 11 丸ごとカット
-
シーン 11 丸ごとカット
- 台本
- シーン 12. 同 店内
- 台本
-
ヒビキがカゴにきゅうりを入れ、オクラを入れ、ナスを入れていく。
その後ろから来たイブキが、
イブキ「(トマトなどの値札を見て)アレ?コレすごく安くない?」
-
イブキ「ホラ、コレ。キャベツひと玉 100 円なんて安過ぎだよね?」
と、今にも買いそうな勢いのイブキに困惑しつつ、
あきら「あ、でもココで買わなくても……」
と、その時、あきらの携帯がなった。
電話は日菜佳から。
あきら「はい」
そんな中、ヒビキはイブキの脇で、ヒジキのパックに手を伸ばす。
-
郁子「ひーーびきさん!」
その声を聞いて、ん?とヒビキの後ろから今度はイブキが顔をのぞかせる。
イブキを見た郁子はさらに、
郁子「あーー、コンビニに現れたなんかイイ男〜!」
イブキ「?……ああ、あの時の」
そんな後ろで電話をしているあきらが、
あきら「え、ザンキさんが引退ですか?!」
とつぶやいた。
それを耳にして、
ヒビキ「はぁ?」
イブキ「えっ!」
郁子「(つられて)おへっ!」
と言ったりするが、何事か解らず「何事でしたか」という感じで、郁子はヒビキたちの表情を窺った。
-
ヒビキがカゴにきゅうりを入れ、オクラを入れ、ナスを入れていく。
- 放送
-
カット
イブキ「(トマトなどの値札を見て)アレ?コレすごい安くない?」
-
イブキ「ホラ、コレ。キャベツひと玉 100 円なんて安過ぎだよね?」
ヒビキ「イブキ、この店はな、安売りのときは半端じゃないんだ。 毎月 8 日のトクトク市は必ずチラシをチェックするんだ。 分かったな。分かったな」
そんな中、ヒビキはぶなしめじのパックに手を伸ばす。
-
郁子「ひーーびきさん!」
カット
-
カット
- 台本
- シーン 13. どこかの森
- 台本
-
明らかにただならぬ雰囲気の中、死神のような男は以前とはまた違う色合いのトゲの塊を取り出すと、控えているヤマアラシの童子と姫に向き合う。
死神のような男が持つトゲの塊が童子に近づいていって、戦慄のショック音が響く——
-
明らかにただならぬ雰囲気の中、死神のような男は以前とはまた違う色合いのトゲの塊を取り出すと、控えているヤマアラシの童子と姫に向き合う。
- 放送
-
明らかにただならぬ雰囲気の中、死神のような男はヤマアラシの童子と姫を作り出す。
カット
-
明らかにただならぬ雰囲気の中、死神のような男はヤマアラシの童子と姫を作り出す。
- 台本
- シーン 14. 道の駅
- 台本
-
ザンキ「や、もう、身体キツくてさ」
戸田山「ええ?」
ザンキ「 さっきの見たろ。 行けるかと思って復帰してみたところがあのザマだ。
あっちこっちガタが来てて、思うように力が出なくなってんだ」
戸田山「……」
ザンキ「今までお前にも黙ってきてたんだが……すまない」
戸田山「ザンキさん……」
-
戸田山「いや、やめて下さいよ、そんな」
ザンキ「いや、本当に戸田山様様だよ」
戸田山「や、何言ってるんすか、オレにとってはザンキさんは憧れの人なんすから」
ザンキ「(微笑して)そんなこと言ってくれる弟子に後を継いでもらえるんだから……師匠冥利につきる引退だよ」
戸田山「んな……オレなんかまだ独立すんの、ムリっすよ」
ザンキ「さっきも言ったろ。 お前はもう充分免許皆伝なんだ。 今日だってあんだけ出来てたんだし」
戸田山「んな」
ザンキ「次に出張る時はお前に全部任せるから」
戸田山「無理っすよ」
ザンキ「なんで」
戸田山「いや、無理無理、絶対に無理です、ありえません」
ザンキ「だからさ……(なんでそこまで否定すんだよ)」
戸田山「無理、無理無理無理」
ザンキ「(やれやれと苦笑)……」
-
ザンキ「や、もう、身体キツくてさ」
- 放送
-
ザンキ「お前も見ただろ?
や、もう、身体がキツいんだよ」
戸田山「ええ?」
ザンキ「行けると思って復帰してみたところがあのザマだ。
あっちこっちガタが来てて、思うように力が出なくなってんだ」
カット
戸田山「ザンキさん……」
-
戸田山「いや、やめて下さいよ、そんなの」
カット
ザンキ「これからはもう、お前に全部任せるから」
戸田山「え?無理っすよ」
ザンキ「なんで」
戸田山「いや、無理っすよ、ありえませんよ」
ザンキ「だからさ……(なんでそこまで否定すんだよ)」
戸田山「いや無理です、無理無理」
ザンキ「おい。ちょ、おい、戸田山」
戸田山「無理ですよ」
ザンキ「(やれやれと苦笑)……」
-
ザンキ「お前も見ただろ?
や、もう、身体がキツいんだよ」
- 台本
- シーン 15. 安達家 明日夢の部屋〜リビング
- 台本
-
郁子「あんたも手伝ってよ、こんな汚くちゃみっともないでしょ」
明日夢「みっともないって(誰?)」
-
なんと、玄関からヒビキが顔をのぞかせた。
明日夢「え、え、え?」
と、ドギマギする明日夢に、にっこりと微笑むヒビキ。
そんな明日夢とヒビキの後ろで郁子が、家庭によくある感じの微妙なバランスで積み重ねられていた古新聞や空き箱などの山をドサドサッと崩してしまった。
郁子「あ、あ、あー」
ヒビキ・明日夢「(思わず)苦笑」
-
郁子「あんたも手伝ってよ、こんな汚くちゃみっともないでしょ」
- 放送
-
郁子「あんたも手伝ってよ、こんな汚かったらみっともないでしょ」
明日夢「みっともないって(誰?)」
郁子「お客さんよ、お客さん」
ヒビキ「お母さん、あの、お気遣いなく」
明日夢「ヒビキさん」
-
なんと、玄関からヒビキが顔をのぞかせた。
明日夢「痛っ」
カット
-
郁子「あんたも手伝ってよ、こんな汚かったらみっともないでしょ」
- 台本
- シーン 16. たちばな 店内
- 台本
-
香須実・日菜佳「お帰りなさい」
店内では香須実と日菜佳が常連のお客さんと談笑している。
おやっさんは「どうもいらっしゃい」とお客さんに会釈しながら、店の奥へと入っていく。
日菜佳も留守中の報告のためにおやっさんについていって、
-
香須実・日菜佳「お帰りなさい」
- 放送
-
香須実・日菜佳「お帰りなさい」
店内では香須実と日菜佳が向き合っている。
おやっさんは香須実にポリ袋をわたしながら、店の奥へと入っていく。
香須実と日菜佳も留守中の報告のためにおやっさんについていって、
-
香須実・日菜佳「お帰りなさい」
- 台本
- シーン 17. 同 店の奥
- 台本
-
日菜佳「町内会はどうでした」
おやっさん「いや、いつも通り。で」
日菜佳「はい。 ザンキさんは、また改めて連絡下さるってことで、今日は上がられたみたいです」
おやっさん「そっか」
日菜佳「はい。 で、ヒビキさんたちは、スーパーのたじまで、偶然明日夢君のお母さんにお会いになったそうで」
おやっさん「へぇー(そりゃ偶然だ)」
日菜佳「ええ。 それで、ヒビキさんは退院した明日夢くんのお家までお見舞いに行くって」
おやっさん「なるほど」
日菜佳「特別遊撃隊出動ーー! の時のため、念のため明日夢くん家の連絡先は聞いておきました」
おやっさんは、着替えて帯びをまいている。
おやっさん「了解。ご苦労さん」
と、そんな会話を断ち切るように電話が鳴った。
「とりますとります」と電話に出る日菜佳。
日菜佳「はい。あ、日菜佳です。うん、うん。え、裁鬼さんが。 ちょっと待って(と、受話器に手を当てると、おやっさんに)、裁鬼さんの弟子の加藤くんです」
おやっさん「(電話を替わって)はい。私。うん。 そうか。童子がね…… 」
日菜佳「!?」
おやっさん「 うん、あーそう。あの裁鬼が追ってるのは……うん。 はい。じゃ対応してすぐ連絡します(と、電話を切る)」
日菜佳「もしかして武者童子?」
おやっさん「ああ、出たらしい。 ど〜も(怪)童子たちがアレになるのは何回に一度の実験みたいだなぁ。 今のところ○分以上は戦っているらしいから、ついに実験が成功しちまったのかもな」
香須実「じゃあ、ヒビキさんに」
-
日菜佳「えっと、ザンキさんたちは○○で、裁鬼さんたちは△△です……から、結構近場ですね」
-
おやっさん「まあ、それも含めてザンキに連絡してみよう」
-
日菜佳「町内会はどうでした」
- 放送
-
カット
おやっさん「で」
日菜佳「はい。 ザンキさんは、また改めて連絡下さるということで、今日は上がられると」
おやっさん「そっか。じゃあ私の方から」
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と、そんな会話を断ち切るように電話が鳴った。
「あ、とります」と電話に出る日菜佳。
日菜佳「はい。あ、日菜佳です。うん。え、裁鬼さんが。 ちょっと待って(と、受話器に手を当てると、おやっさんに)、裁鬼さんのサポーターの石割くんです」
おやっさん「(電話を替わって)はい。私。うん。 なるほど。うん。あの、武者に変わっているっていう訳じゃなくて? うん。あ、そうなの。 はい。じゃ対応してすぐ連絡します(と、電話を切る)」
香須実「まさかまた、あの武者の童子が?」
おやっさん「いや、幸いそっちじゃないんだが…… 裁鬼が出ずっぱりでひどく体調を壊しているから、厳しい感じだって」
香須実「じゃあ、ヒビキさんに」
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日菜佳「あ、ザンキさんたちは日光で、裁鬼さんたちは足尾ですから、結構近場ですね」
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おやっさん「まあ、それも含めてザンキに連絡してみよう」
日菜佳「はい」
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- 台本
- シーン 18. 疾走する『雷神』
- 台本
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……黙々とガムを噛むふたり。
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戸田山「でも……」
と、そこへザンキの携帯に着信が入る。
ザンキ「(携帯を見て)おやっさん(か)……(と、携帯出て)はい。はいはい。どうも」
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おやっさん「いや、まあ。
それは本人が決めることだから、それはそれでいいとして。
ただ、今ちょっとそっちの近場で裁鬼が苦戦中でね。
お助けをお願いできないもんかと思ってね」
ザンキ「裁鬼がですか? 相手は」
おやっさん「ヤマアラシなんだけど、童子と姫が例のヨロイで強くなるタイプらしくてね」
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おやっさん「△△の■■あたりらしい」
ザンキ「分かりました。じゃ後ほど。また報告します(電話を切る)」
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戸田山「ザンキさんがお助けを?」
ザンキ「早くしろ」
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……黙々とガムを噛むふたり。
- 放送
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……黙々とガムを噛むザンキ。
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戸田山「任されるのが嫌とか、そういう訳じゃないんですけど、ただ……」
と、そこへザンキの携帯に着信が入る。
ザンキ「(と、携帯出て)はい。はいはい。どうも」
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おやっさん「いや、まあ。
それは残念なんだけど、そればっかりは本人が決めることだから、仕方ないとしても。
ただ、今ちょっとそっちの近場でやってた裁鬼が体調を壊して苦戦中でね。
お助けをお願いできないもんかと思って」
ザンキ「裁鬼がですか? あいつ、俺の穴を埋めるんで、連チャン続きでしたからね。 で、相手は」
おやっさん「ヤマアラシなんだけど」
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おやっさん「うん、足尾のツカマ村(以下同)あたりらしい」
ザンキ「じゃ後ほど。また報告します(電話を切る)」
おやっさん「うん」
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戸田山「ザンキさんがお助けを?」
ザンキ「やれるとこまでな」
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……黙々とガムを噛むザンキ。
- 台本
- シーン 19. △△の■■あたり
- 台本
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山中で裁鬼がヤマアラシの武者童子、鎧姫と戦っている。
トゲがついた棍棒のようなものを武器にする武者童子たちは、裁鬼を圧倒。
裁鬼は防戦一方だ。
さらにそこに、森の中からバキバキッと木々をへし折りながら、巨大な影が出現。
裁鬼を見下ろした。
裁鬼「(巨大な何かを見上げて)こいつか」
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山中で裁鬼がヤマアラシの武者童子、鎧姫と戦っている。
- 放送
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山中で裁鬼がヤマアラシの怪童子、妖姫(以下同)と戦っている。
トゲがついた棍棒のようなものを武器にしない怪童子たちは、裁鬼を圧倒。
裁鬼は防戦一方だ。
さらにそこに、うめき声は聞こえるが、巨大な影は出現しない。
カット
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山中で裁鬼がヤマアラシの怪童子、妖姫(以下同)と戦っている。
- 台本
- シーン 20. △△の■■近く
- 台本
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すると、ヤマアラシの背中からヤマアラシの童子と姫が現れ、ザンキと戸田山の前に降り立つと、武者童子と鎧姫に変身した。
対峙する魔化魍たちとザンキたち。
ザンキ「……(これが武者童子か)」
戸田山「ザンキさん、行きましょう」
と、いいながら腕のブレスの鎖を引き、ブレスの弦を引き出す戸田山。
斬鬼も烈雷を地面に刺してそれに続く。
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戸田山「ダァ!」
という掛け声と共に、ブレスを横に振り払う戸田山。
対してザンキは、
斬鬼「うっ……」
と、苦しげにブレスを横に振るった。
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すると、ヤマアラシの背中からヤマアラシの童子と姫が現れ、ザンキと戸田山の前に降り立つと、武者童子と鎧姫に変身した。
- 放送
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すると、ヤマアラシの童子と姫が現れた。
対峙する魔化魍たちとザンキたち。
カット
ザンキは烈雷を地面に置く。
腕のブレスの鎖を引き、ブレスの弦を引き出すザンキと戸田山。
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ザンキ・戸田山「ダァ!」
という掛け声と共に、ブレスを横に振り払うザンキと戸田山。
斬鬼が右膝を付いた。
戸田山「斬鬼さん」
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すると、ヤマアラシの童子と姫が現れた。
- 台本
